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【会場受講】これからの金融サービスの指針「インテグリティ」

~コンプライアンスから、インテグリティの時代に~
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2021-01-08(金) 9:30~12:30
講師 帝京大学
経済学部教授
博士(経済学)
宿輪 純一 氏

セミナーインフォにおいて長年トップランクで講演頂いており、金融制度や関連法制の立案に参画、金融機関の経営企画も実際に担当、大学でも「企業戦略」を教授してきた「金融の専門家」 博士(経済学) 麻布高校・慶應義塾大学経済学部卒業後、1987年富士銀行に入行 1998年三和銀行に転職 2002年合併でUFJ銀行企画部・UFJホールディングス経営企画部など勤務、2006年合併で三菱東京UFJ銀行(現、三菱UFJ銀行) 企画部経済調査室、決済事業部など勤務、2015年退職、帝京大学に奉職 兼務で2003年から東京大学大学院、早稲田大学、慶應義塾大学等で企業戦略など教鞭 財務省・金融庁・経済産業省・外務省・全国銀行協会・SWIFT本部などの金融関係委員会に参加 代表的な著書に“決済のバイブル” 『決済インフラ入門[2020年版』を始め、『金融が支える日本経済』(共著)、『決済システムのすべて(第3版)』(共著)、以上、東洋経済新報社から、そして『実学入門 社長になる人のための経済学―経営環境、リスク、戦略の先を読む』、『通貨経済学入門(第2版)』、『アジア金融システムの経済学』、以上、日本経済新聞社から出版。講談社現代ビジネスオンラインに「経済・金融・経営」の解説を連載中 日本経済新聞にも紹介された社会貢献公開講義「宿輪ゼミ」(15年目・会員1万1千人超、300回超開催)代表

概要 「インテグリティ」とはコンプライアンスと同様に、ぴったりと当てはまる日本語がない単語で、無理にいえば「誠信」、あるいは高潔さ、誠実さ、真摯さ、などといった理念・規範であり、また、それを実行する性質である。いいかえれば、良いことをする=高度なコミュニケーションをとるということである。
金融機関の経営が大きく変わり、新しい金融サービスが毎日のように誕生している。このような金融の経営環境下、コンプライアンスといった現場の制度・項目の徹底ではなく、そもそもの考え方・性質としての「インテグリティ」が経営のベースになろうとしている。
そのような状況下、金融サービスのそもそものベースとなる考え方を「インテグリティ」にしようとしている。経営でも“利益よりもインテグリティを優先する”方向になっている。これは、社会的・中長期的に見れば、当たり前のことであり、逆にいえば、短期的な経営から中長期的な経営になっているということである。
インテグリティは経営上の課題としては「環境」問題よりも、優先される可能性が高いレベルになっている。
このインテグリティをいち早く、金融サービス、そして「金融」の経営の中心的な理念に据えることが非常に重要である。
【海外の概念】
■インテグリティ:誠信 ■コンプライアンス:法令順守
■フィデューシャリー・デューティー:受託者責任 ■インクルージョン:金融包摂
セミナー詳細 1.インテグリティ
Integrity、日本語:誠信、高潔さ、誠実さ、真摯さ
法律・社会規範・道徳・倫理、由来:integritas(ラテン語)
経営・人事分野、顧客・取引先・株主・社員・社会
※データ インテグリティ:データが全て揃い、欠損や不整合がないことを保証

2.インテグリティの登場(金融庁)
 (1)2008年2月 「金融市場の改革のための共通原則」
    金融市場における公正(インテグリティ)の促進
  (投資家・消費者保護の強化、利益相反の回避、金融システムの濫用防止)
 (2)2017年10月 「金融庁の組織及び行政運営」職員の資質 professional
     識見、インテグリティ等
 (3)2018年7月 「当面の人事基本方針/金融庁の改革について」
     局長クラス・課室長クラスのコンピテンシー
 (4)2019年6月 「コンプライアンス・リスク管理傾向と課題」
     誠実さの強化と高い倫理観の醸成を目的としたインテグリティ研修を実施する等
   
3.インテグリティの背景
 (1)「マネーローンダリング及びテロ資金供与対策に関するガイドライン」
 (2)AML/CFTの抜本的強化
 (3)持続可能な開発目標(SDGs)やESG(教育・社会・ガバナンス)投資
 
4.コンプライアンスとの違い
 (1)コンプライアンス 「組織から与えられた規範を守る」
 (2)インテグリティ 「自らの価値判断で規範を自発的に守る」肯定的なニュアンス
   
5.基本的な考え方
 (1)利益よりインテグリティを重視、結果的には利益に
   
6.インテグリティの問題例
 (1)ソーシャルレンディング
 (2)給与前払サービス
 (3)仮想通貨(暗号資産)
 (4)決済サービス事業者/不正引出
 (5)サブプライム
 (6)エンロン
  
7.銀行業の新しい強み(価値)
 (1)銀行を中心とした金融機関
 (2)「金融大原則」 お客様重視、犯罪対応
   
8.質疑応答 ※ 講義中の録音、ビデオ・写真撮影はご遠慮ください。会場受講の場合はPCはお使いいただけません。
補足事項 ※ サブテキストとして、参加者全員に、『決済インフラ入門[2020年版]』(東洋経済新報社)を進呈します。

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