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異業種の参入にみる新たな金融の価値と展望ならびに顧客チャネル強化に繋がる最新技術の活用と動向

本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2019-07-26(金) 9:30~12:30
講師 株式会社野村総合研究所
中野 留里 氏
NTTレゾナント株式会社
中辻 真 氏、八島 浩文 氏

【中野 留里 氏】
株式会社野村総合研究所 金融イノベーション研究部 主任研究員
2009年東京大学理学部物理学科卒業 11年東京大学大学院理学系研究科物理学専攻修士課程修了 同博士課程中退後、12年日本銀行入行 英国のマクロ経済調査、個人消費・物価に関連した地域産業調査、CP・社債買入れに関する銘柄選定、信用リスク定量評価モデル担当を含む信用判定実務などに従事した後、18年野村総合研究所へ入社 以降、自然言語処理・深層学習を用いた研究開発、AI技術の社会課題・金融分野適用に関する調査に従事

【中辻 真 氏】
NTTレゾナント株式会社 スマートナビゲーション事業部 AI担当課長 博士(情報学)
2001年京都大学工学部数理工学卒 03年京都大学大学院情報学研究科システム科学専攻修了 03年NTT入社 以来、セマンティックWEB、データマイニング、機械学習に関する研究開発に従事 近年は、深層学習を基にした対話システムの研究開発を推進 10年京都大学大学院情報学研究科社会情報学専攻博士課程修了 13年度レンセラー工科大学研究員 15年度人工知能学会論文賞、15年度電子情報通信学会優秀論文賞などを受賞 15年よりNTTレゾナント 現在、深層学習に基づく自動対話応答生成、自動QA応答サービスやキャラクターとのチャットボットサービスなど、人工知能技術による実用化プロジェクトを推進している 情報学博士

【八島 浩文 氏】
NTTレゾナント株式会社 スマートナビゲーション事業部 AI担当
2004年慶應義塾大学総合政策学部総合政策学科卒業(マクロ経済政策計量モデル・シミュレーション及び国家安全保障論専攻) 06年上智大学大学院外国語学研究科国際関係論専攻博士前期課程修了(東アジア国際関係史専攻) 商社(警察・海保・防衛省・消防庁等の官庁営業担当)・外資系消費財企業(政府渉外部門 財務省・厚生労働省・東京商工会議所・駐日EU代表部及び各省庁記者クラブ担当)等を経て、16年7月NTTレゾナント入社(AI担当配属) 同社AI担当の自然言語処理技術の技術動向調査等に従事

概要 パーソナルデータを用いたプラットフォーム型ビジネスが転換期を迎える可能性がある中、テクノロジー企業による金融への参入から得る示唆をもとに、金融の価値と今後を考察する。(講演者:中野)
また、金融に携わる主体にとって重要な論点である顧客チャネルの強化に関し、世界に先駆けて深層学習を用いた文章生成の商用化に取り組み、日本のAIコミュニティを牽引するサービスを展開する講演者らが、その関連技術の最新の研究動向や展望、ならびに、実際に開発・運営するサービスにて達成されていることを示し、金融への深層学習手法適用の可能性を論じる。(講演者:中辻、八島)
セミナー詳細 1.金融機関の収益動向と周辺環境
(1)機能別(決済・資金供与・資産運用・リスク移転)にみた金融機関の収益動向
(2)周辺環境について―金利環境、人口動態、新規参入者との競争

2.AI・データビジネスの社会課題に対する関心の高まりとビジネスモデル転換の可能性
(1)巨大SNS企業によるパーソナルデータの不適切な使用を契機とした世界的なAI・データビジネスの社会課題への関心の高まり
(2)社会課題への関心の高まりを受けた主要各社・各国の動き
 (a) 欧州・米国・日本などの政策当局の動向
 (b) プラットフォーマーなど主要各社の動向
(3)データビジネス(AI含め)のビジネスモデル変化の可能性―パーソナルデータによる価値の分配に関する論点

3.異業種の金融への参入から考察する、金融の価値と今後
(1)金融の価値―経済成長を促進する効果、「摩擦」を減らし損失を抑える効果
(2)異業種の金融参入からの示唆
(3)「既存金融→異業態」と「協業」―活かすべきは信用と視る眼
(4)理想の金融とは―顧客チャネルの強化は競争力に直結する

4.技術サイドからみた顧客チャネル強化に関連したAIの現状と展望
(1)AIの変遷と現在―自然言語処理においても深層学習が非常に強力であることが示された2018年
(2)現在の課題―不明確な前提に対する弱点、常識、世界モデル、言語理解について
(3)AI活用を高度化させる
 (a)データ量に関する展望
 (b)手法に関する展望

5.実際に顧客チャネル強化につながるサービスを開発・提供する中でみえる現状できること・できないこと
(1)ユーザとの対話履歴に基づいて、ユーザ毎にパーソナライズした対話応答を返す対話AIを用いたユーザの特性分析
(2)キャラクター性を持たせた対話応答を行うキャラクターAIを通じた、ユーザとの親密度強化による顧客導線チャネルの強化
(3)LINEやウェブブラウザなど、多様なユーザ接触媒体にキャラクター型対話AIを設置することによる顧客との接触導線の多様化・強化

6.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCのご使用等はご遠慮ください
補足事項 ※講師とご同業にあたる方・個人のご参加はお断りさせていただく場合がございますので、ご了承ください。 
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