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政府系金融機関等における内部統制の実務上の留意点と高度化への展望

民間金融機関における実務から視野に入れるべきベスト・プラクティスまで
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2010-06-18(金) 13:30~16:30
講師 有限責任監査法人トーマツ
金融インダストリーグループ シニアマネジャー
橋本 修一 氏

東京大学理学部数学科卒業。大手都市銀行に入行し、システム部門において外為系のシステムの開発、在ニューヨークのデリバティブ現地法人において市場リスクの管理、内部監査部門において市場・海外部門の監査態勢の整備、金融検査マニュアル改訂対応や金融庁検査等の当局対応及び銀行統合に伴う監査業務統合事務局等を経験後、欧州系投資銀行、大手監査法人コンサルティング部門を経て、有限責任監査法人トーマツ入所。MITスローン経営大学院修了(M.Sc.(理学修士):応用経済学及びファイナンス専攻)。米国イリノイ州公認会計士(USCPA)、公認内部監査人(CIA)、公認情報システム監査人(CISA)、公認不正検査士(CFE)。トーマツ入所後は、金融機関に対して、内部統制の高度化支援、内部監査の外部評価・高度化支援等のアドバイザリー・サービスを提供している。

概要 政府系金融機関等における内部統制は、設立根拠法に定められた立入検査のうち金融庁長官に委任される対象が無い又は「損失の危険の管理」に限定されている場合が多いことから、民間金融機関においては内部統制上の重要課題とされてきた法令等遵守や顧客保護等管理については、従来、リスク管理に関する事項(=「損失の危険の管理」)について要求される程の水準は必ずしも求められてこなかった。しかしながら、政府系金融機関等においてもガバナンスの強化が求められている時代の要請を踏まえると、健全かつ適切なガバナンスを支える内部統制として、法令等遵守や顧客保護等管理についても、リスク管理に関する事項に要求される水準と同程度の整備を図っていくことが重要となってきている。一方で、政府系金融機関等においても、経営資源は限られていることから、内部統制の整備は効率的に実施することが求められる。
本講演では、講師の民間金融機関における「金融検査を受ける側」としての実務経験並びに政府系及び民間金融機関に対する内部統制整備・高度化支援のコンサルティング経験を踏まえて、解説を行うものである。
まず、COSOフレームワークから金融検査マニュアル導入への流れを振り返る。次に、法令等遵守について、民間金融機関に対する金融検査における重要度並びに問題頻発事項及びその対応を事例を交えながら、要重点対応ポイントとして整理する。続いて、顧客保護等管理について、金融検査対応に加え、昨年11月のガイドライン改正を踏まえた個人情報保護法への対応の実務について説明する。さらに、不正の未然防止と早期発見、及びマネー・ローンダリング対策に関して警察庁JAFICを事務局として議論が行われている関係者懇談会の動きも交え、顧客管理の強化の動き等のトピックについて解説する。
セミナー詳細 1.COSOフレームワークから金融検査マニュアル導入への流れとマニュアル改正
   ~BIS「銀行組織における内部管理体制のフレームワーク」
      及び「銀行の内部監査および監督当局と監査人との関係」

2.法令等遵守についての、金融検査における重要度並びに問題頻発事項及び対応のポイント
   ~事例を交えて

3.顧客保護等管理についての、金融検査対応及び個人情報保護法等への対応の実務
   ~ガイドライン変更の実務への影響

4.不正の未然防止と早期発見
   ~民間金融機関における不正リスク管理の取組みからの示唆など

5.法令等遵守や顧客保護等管理に係る最新の動向
   ~マネー・ローンダリング対策(反社会的勢力対応を含む)など

6.質疑応答/ディスカッション

【ストック・リサーチ経営研究セミナー】
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