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ICSの開発経緯と今後の見通し、 IFRSおよびソルベンシーIIとの関係

本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2018-11-30(金) 9:30~12:30
講師
EYアドバイザリー・アンド
・コンサルティング株式会社
川﨑 俊彦 氏 アソシエイトパートナー
吉口 寛之 氏 シニアマネージャー
郡司 隆央 氏 マネジャー

【川﨑 俊彦 氏】
国内生命保険会社における商品開発、決算関連業務を経て、EY グローバル フィナンシャル サービス(当時)において、生命保険会社の監査サポート、M&A関連業務、デューデリジェンス、USGAAPやEVの導入プロジェクトなどの幅広い業務を経験 ネクスティア生命保険(当時)の設立準備会社に転職し、設立後CFOに就任 2011年7月に新日本有限責任監査法人に入所(2018年1月にEYACCに転籍) 日本アクチュアリー会にて、保険会計部会の委員 日本アクチュアリー会正会員

【吉口 寛之 氏】
ハートフォード生命保険株式会社に3年以上勤務し、最低保証リスクのリスク管理業務に従事 2009年7月に新日本有限責任監査法人に入所(2018年1月にEYACCに転籍)後は、生命保険会社の責任準備金(日本基準、米国基準、IFRS基準)やEVの監査業務、CFプロジェクションモデル関連のアドバイザリー業務、デューデリジェンス、内部監査支援等に従事 日本アクチュアリー会にて、試験委員会の委員 日本アクチュアリー会正会員

【郡司 隆央 氏】
損害保険、生命保険を合わせ約20年の経験を有する 損害保険会社では、積立保険の収支管理、新商品開発等に従事 生命保険会社では、ALM、資産運用リスク管理、ERMモデルの開発等に従事 2016年1月に新日本有限責任監査法人に入所(2018年1月にEYACCに転籍)後は、ICSに関する調査研究、ERMの高度化支援、IFRSの導入支援業務等に従事 日本アクチュアリー会にて、ソルベンシーWG(損保)、実務基準部会(損保)、巨大リスク研究会の委員 日本アクチュアリー会正会員

概要 保険会社に対する国際的な資本規制であるICS(Insurance Capital Standard)については、昨年Ver1.0が完成し、2019年に予定されているVer2.0の策定に向けたフィールドテストが本年から開始されたところです。Ver2.0についてはその後5年間のモニタリング期間を経て正式実施に移行する予定であり、これは現在金融庁が導入を目指している国内の経済価値ベースのソルベンシー規制にも大きな影響を与えるものとみられます。
本セミナーでは、7月に公表されたICS Ver2.0のコンサルテーション文書およびフィールドテストの仕様書に基づき、ICS Ver2.0のドラフトの仕様を解説し、Ver1.0との違いや変更の背景について紹介するとともに、コンサルテーション文書に対する国内保険会社の反応についても情報入手が可能な範囲で触れたいと考えています。合わせて、欧州の保険会社に対する資本規制として既に実施されているソルベンシーIIとの比較や、2021年から適用開始予定のIFRS17号(保険契約)との関係に関する解説も行います。
セミナー詳細 1.ICSを取り巻く動向と各国の状況の概観
(1)国際的な保険監督規制の動向とICS
(2)ICSの開発状況と今後の予定
(3)各国における主要な論点

2.コンサルテーション文書およびフィールドテスト仕様書の概要と主なポイント
(1)保険負債評価(割引率の設定、MOCE)
(2)適格資本(金融商品とそれ以外、ティア1・ティア2等の分類)
(3)リスク計測(各種のリスクの計測手法、リスク統合)
(4)税効果の取扱い
(5)内部モデルの取扱い(ICSにおいて内部モデルに要求される10個の条件)

3.ICS Ver2.0のVer1.0からの変化および今後の方向性
(1)ICS Ver2.0が目指す方向性、Ver1.0との違い
(2)ICSの最終目標
(3)今後の検討の方向性

4.ICSとソルベンシーIIとの比較、IFRS17号(保険契約)との関係
(1)ICSとソルベンシーIIとの比較
  (a)技術的準備金とICSにおける保険負債評価の比較
  (b)SCR算出における標準フォーミュラとICSのリスク計測手法の比較
  (c)ソルベンシーIIとICSにおける適格資本の比較
  (d)内部モデルに関する取扱いの比較(ソルベンシーIIの内部モデル承認プロセス、
    内部モデルの使用状況、ICSとソルベンシーIIにおいて要求される条件の比較)
(2)ICSとIFRS17号(保険契約)との関係
  (a)両者における保険負債評価方法の比較(測定方法、割引率等)
  (b)リスク調整とMOCEの比較
  (c)その他の論点(保険契約の集約レベル、契約の境界線等)
(3)今後の展望と方向性

5.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCの使用等はご遠慮ください
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