<金融機関限定>金融機関の内部監査における生成AIの実務活用

~AIエージェント/RAG活用と内部統制強化~
受講区分 会場
オンライン
開催日時 2025-12-12(金) 13:30~15:30
講師 PwC Japan有限責任監査法人
ディレクター 吉澤 豪 氏
マネージャー 三原 亮介 氏
マネージャー 伊藤 敦彦 氏

【吉澤 豪 氏】
経歴:外資系IT企業および大手監査法人を経て現職。現在、会計・監査とデジタル技術を活用し、ガバナンス、リスク管理、コンプライアンスおよび内部監査のDX推進やAI・データ分析導入支援に従事している。特に、内部監査におけるGRC関連業務へのAI活用に注力し、LLM(大規模言語モデル)アプリケーションを含む新規プロダクト・ソリューション開発と社内外への導入推進を担うAI CoEをリードしている。
前職の大手監査法人では、AIを活用した仕訳異常検知システムのプロダクトマネージャーとして次世代監査手法の研究開発をリードし、グローバルファーム全体の監査の変革に取り組む。また、製造業・情報通信業を中心に会計監査、内部統制監査、IFRS導入支援などを10年以上提供した経験を有する。外資系IT企業では、ITエンジニアとして経理・財務領域の基幹業務システムやデータウェアハウスの開発・保守、オフショア開発におけるプロジェクトマネジメントを経験。
資格:公認会計士(日本)、情報処理技術者(ソフトウェア開発技術者)

【三原 亮介 氏】
経歴:国内大手SIerにおいて、海外子会社設立時の情報セキュリティ管理体制の構築、システムリスク管理態勢等の構築などに従事。また多数の情報システム開発・保守運用等に従事。
現職では、金融機関や事業法人に対するグループガバナンスの構築、内部監査のコソースおよび高度化支援などに従事している。テクノロジーやデータを活用した内部監査の高度化支援業務、生成AIやプロセスマイニングを活用したDX推進業務やAIガバナンス構築支援に従事。
組織内 AI CoE ガバナンス担当
資格:CISA(公認情報システム監査人)

【伊藤 敦彦 氏】
経歴:システム開発会社を経て、大手監査法人にてIT全般統制および不正会計対応に従事。監査のDX推進部門に異動後は、監査サンプリングや仕訳データ分析の効率化ツールの開発プロジェクトのリーダーを担当し、法人全体の会計監査の変革に従事した経験を有する。その後、大手家電メーカーで材料開発データやIoT家電ログのデータ分析基盤構築及び可視化プロジェクトに参画。プロジェクトリーダーとして、ETL処理やWeb API開発に従事しつつ、クラウド基盤を用いたデータ分析環境の構築・運用も担当。現職では、GRC領域への生成AIを活用したソリューション・プロダクトの開発と社内外への推進を担うAI CoEにて、開発チームをリードしている。
資格:CISA(公認情報システム監査人)、応用情報技術者

開催地 カンファレンスルーム(九段プラザビル2階)
概要 【本セミナーで得られること】
・金融内部監査実務における生成AI活用の最新トレンドと適用の可能性
・生成AI技術の実務適用に関する最新ユースケースと課題への対応
・AIガバナンスに係る規制・ガイドラインに関する国内外の動向と内部監査に求められる対応
・生成AI技術の業務適用を成功させるための実践的なTipsと工夫

【推奨対象】
金融機関の内部監査業務に従事されている方を主な対象とします。

【概要】
金融サービスは、社会環境の変化と技術革新への迅速な適応が求められています。とりわけ生成AIは、監査・リスク管理・コンプライアンスの高度化と効率化に大きな可能性をもたらします。本セミナーでは、前回(2025年6月開催)の内容をベースに、AIエージェント、ローカルLLM、RAG、音声・画像などのマルチモーダル技術を活用した次世代監査の最新アプローチを、前回以降の実務アップデートや新規事例とともに紹介します。ルールベースや探索的分析では捉えにくい対象に対し、生成AIを活用した試査から精査へつなぐ新しいリスクアプローチを提示します。あわせて、リアルタイム監査・モニタリングを実現する内部統制の再設計についても、具体的なデモと成果を中心に解説します。さらに、国内外のAIガバナンスの最新動向を踏まえ、金融機関における生成AIの適正利用とリスク管理の在り方を考察します。

※講演内容の一部に変更の可能性があります。予めご了承ください。
※本セミナーは2025年6月6日開催のセミナーをアップデートしたものとなります。
<a href="https://www.seminar-info.jp/entry/seminars/view/3/6546/">金融機関の内部監査における生成AIの最新実務活用ポイント</a>
詳細 1.金融機関の内部監査における生成AIの利用可能性とトレンド
(1)生成AIの登場から現在までの流れ
(2)導入にあたって認識しておくべき課題
(3)AI活用の最新トレンドと今後の展望

2.生成AIを用いた内部監査実務にむけての最新ユースケース
(1)調書作成から報告書ドラフトまでを自動化するAI監査プラットフォーム
(2)監査ヒアリングを多言語で支援する翻訳ツール
(3)SNSやニュースからトレンドを分析しシーズを検出するソリューション
(4)内部通報報告書を活用した脆弱性診断
(5)コンプライアンスリスクを自動評価するソリューション
(6)内部統制テストを支援・自動化するAIエージェント
(7)監査人と被監査部門のAIエージェントによる協働型アプローチ
(8)データ分析AIを用いた異常値の検知
(9)AIを活用したカルチャー監査とアンケート分析
(10)ヒアリングから記録・報告までを自動化するインタビュー支援エージェント

3.AIガバナンスの動向および金融機関に求められる対応
(1)国内外のAIガバナンスの動向
(2)AIに関するリスクと金融機関に求められる対応
(3)実効性のあるAIガバナンスの構築
(4)内部監査の観点

4.質疑応答
※事前質問がございます場合は、お申し込みフォーム「連絡事項欄」もしくは「お問い合わせフォーム」にて、ご連絡ください。
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