保険募集現場における1線のリスクオーナーシップ醸成

~第1線のリスク感度と社内調査で磨く不祥事対応力~
受講区分 会場
オンライン
開催日時 2025-08-28(木) 14:30~16:30
講師 プロアクト法律事務所
パートナー弁護士・公認不正検査士
徳山 佳祐 氏

経歴:2010年、明治安田生命に入社。企業内弁護士(主席法務役)として法務部、英国留学、人事部での勤務を経て、2021年10月プロアクト法律事務所に入所。企業の不祥事対応、リスクマネジメント、人事部での経験を踏まえ人事労務(HR)や人的資本経営/開示等の業務に従事。
主な書籍・論考:「企業不祥事インデックス〔第3版〕」「図解 不祥事のグローバル対応がわかる本」「生命保険募集人の意向把握義務違反が否定され、懲戒解雇が無効と判断された事例」共済と保険2024年7月・8月号

開催地 カンファレンスルーム(九段プラザビル2階)
概要 【本セミナーで得られること】
保険募集場面での不祥事について
・発生メカニズムとその予防方法
・予防にあたっての第1線が果たすべき役割
・発生した場合の調査の進め方

【推奨対象】
・生命保険会社のコンプライアンス・内部統制担当部門の責任者・実務担当者
・生命保険会社の支社・営業所等におけるコンプライアンス・内部管理の責任者・実務担当者
・保険代理店のコンプライアンス・内部管理の責任者・実務担当者

【概要】
保険募集の現場で、契約者等が被害を受ける事案が後を絶ちません。
「安心」を届ける生命保険だからこそ、不祥事は契約者の信頼を損ね、企業全体の経営リスクにつながります。
こうした事案を防ぐには、支社や代理店などの「第1線」が、いち早く兆候を察知し、管理部門へ正しくエスカレーションする体制が不可欠です。
また、不祥事が発生した際には、関係者の特性や関係性にも配慮しつつ、情報管理を徹底しながら、迅速かつ慎重に社内調査を進めることが求められます。
本セミナーでは、生命保険会社での企業内弁護士としての経験を持ち、不祥事対応・リスクマネジメントを専門とする講師が、保険募集における不祥事の発生メカニズムと、特に「第1線」が果たすべき役割、そして実効性ある社内調査のポイントについて、具体事例を交えながら考察します。
詳細 1.なぜ保険募集場面で不祥事が起こるのか~発生メカニズムの考察~
(1)生命保険の募集場面で起こる不祥事の類型
(2)生命保険会社として整備すべきリスク管理体制
(3)リスク情報の迅速かつ正確な取得・伝達の重要性

2.「現場の違和感」をどう拾うか 〜 第1線のリスク感度と報告体制の強化
(1)支社・代理店に求められるリスクオーナーシップ
(2)「気づいても言いにくい」現場心理とその打破法
(3)兆しを逃さず、確実に本社に上げる仕組みと風土づくり

3.実効性ある社内調査の進め方 〜 生命保険業ならではの留意点
(1)調査開始の判断と初動のポイント
(2)関係者の心理と人間関係に配慮したヒアリング・対応
(3)調査過程の記録・報告・再発防止へのつなげ方

4.現場と本社の信頼関係が企業を守る 〜 実効的な不祥事対応に向けて
(1)管理部門と現場の連携が生む「動ける企業体質」
(2)不祥事を「育成と組織改善の契機」に変える視点
(3)社外専門家(弁護士)の活用方法

5.質疑応答
※事前質問がございます場合は、お申し込みフォーム「連絡事項欄」もしくは「お問い合わせフォーム」にて、ご連絡ください。
※ライブ配信当日にチャットからも、随時書き込んでいただけます。
※講義中の録音、ビデオ・写真撮影はご遠慮ください。
お問合わせ 株式会社セミナーインフォ  セミナー運営事務局
TEL : 03-3239-6544   FAX : 03-3239-6545   E-mail : customer@seminar-info.jp