<元金融庁検査官登壇>金融行政の最新動向とDX社会に対応するシステムリスク管理

~1線・2線・3線・行政当局の視点を踏まえて~
受講区分 会場
オンライン
開催日時 2025-06-25(水) 13:30~16:30
講師 デロイト トーマツ リスクアドバイザリー合同会社
金融サービス マネージングディレクター
片寄 早百合 氏

経歴:ITベンダー等での金融機関向けシステムの企画、開発、プロジェクトマネージメントを経験後、金融当局において、銀行・保険会社等のシステムリスク検査に長年にわたって従事。2022年6月金融庁総合政策局リスク分析総括課主任統括検査官を最後に退職。同年10月から現職。金融庁在籍中はメガバンク、地域金融機関等へのシステムリスクやシステム統合リスクの金融検査・モニタリングにおいて主任検査官を数多く務めた経験を有す。また、ITガバナンスの論点公表や実態レポートに関与。現在、大手銀行や保険会社等に金融行政の動向に対応したシステムリスク管理態勢やITガバナンスの取り組み等についてのアドバイスを行っている。

開催地 カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内)
概要 【本セミナーで得られること】
・金融行政方針とDX対応・システムリスク管理についての管理ポイント
・金融行政が求める3ラインモデルとシステムリスク管理の関係
・DX戦略、ITガバナンス、AI、サイバーに対する3ラインの役割
・システムリスク管理トピックのリスクポイント(3ライン、行政の目線)

【推奨対象】
金融機関のIT統括部門、システムリスク管理部門・責任者・実務担当者、システム監査関係者

【概要】
昨年、金融行政も、デジタル社会の実現として、行政方針の中で金融機関にデジタル技術への対応やDXの取組みによるサービス提供を求めるなど、DX対応を含むITガバナンスが求められ、トータルな金融情報システムの提供の重要性がますます高まっています。
一方、サードパーティ経由の接続ネットワークの複雑性等から思いもよらないシステムリスク顕在化、サイバーセキュリティの問題が発生する等、システムリスク管理はより難しくなっています。金融行政もこれらに対応し、様々な方向を示していることに加え、リスク管理を行う1線、2線、3線の役割もガバナンスの検証といったより高度なものを求めています。
金融行政方針の最新の方向性を読み解きながら、最新のトピックに触れ、システムリスク管理のそれぞれの役割(1線、2線、3線)としての管理ポイントや求められる目線についてお伝えします。
詳細 1.金融行政とシステムリスク管理
(1)金融行政方針から読み解くシステムリスク管理の方向性2024事務年度
(2)システムリスク管理をめぐる監督指針、ガイドライン、規制等

2.システムリスク管理に対する1線.2線.3線.の求められる役割と行政の目線
(1)現状の3ラインモデル
(2)コンプライアンス・リスク管理基本方針で求められるリスク管理の枠組み
(3)システムリスク管理に対する1線.2線.3線.の求められる役割
(4)さらなる高度化(ガバナンス態勢、戦略)への3ラインの役割
(5)最新の金融行政方針から読み解く3ラインと行政の目線

3.金融行政方針システムリスク管理 2024事務年度[1]
(1)システムリスク(システム障害分析レポート2024)
(2)デジタル社会の実現のためのITガバナンス、DXの取組みと新たなリスク
(3)プロジェクトリスク(システム統合リスク)

4.金融行政方針システムリスク管理 2024事務年度[2]
(1)サイバーセキュリティガイドラインで読み解く3ラインの役割・体制
(2)クラウドリスク、サードパーティリスク
(3)その他(AIディスカッションペーパー)

5.質疑応答
※事前質問がございます場合は、お申し込みフォーム「連絡事項欄」もしくは「お問い合わせフォーム」にて、ご連絡ください。
※ライブ配信当日にチャットからも、随時書き込んでいただけます。
※講義中の録音、ビデオ・写真撮影はご遠慮ください。
お問合わせ 株式会社セミナーインフォ  セミナー運営事務局
TEL : 03-3239-6544   FAX : 03-3239-6545   E-mail : customer@seminar-info.jp