【リバイバル配信】明治安田生命保険における内部監査高度化の取り組みと展望

受講区分 オンライン
開催日時 2025-01-20(月) 13:00~13:00
講師 明治安田生命保険相互会社
十河 隆 氏 / 塚原 康志 氏
佐藤 力 氏 / 松木 英男 氏
村上 裕子 氏 / 野田 治範 氏

【十河 隆 氏】
監査部 上席監査品質指導役
経歴:保険金部、契約部等を経て、監査部にて内部監査を15年間従事。かつて、保険金部在任時「不適切な保険金等の不払い」による行政処分を受け、未曽有の事態に対応、その際、内部監査の重要性を痛感した。現在は、監査部で内部監査のスーパーバイザー業務を専任。社外活動では、各種セミナー講演等、日本内部監査協会 CIAフォーラム研究会座長として、内部監査部門・内部監査人の悩み、課題解決に向けて研究活動を取りまとめている。
資格:公認内部監査人(CIA)、公認金融監査人(CFSA)、認定スクラムマスター(CSM)

【塚原 康志 氏】
監査部 筆頭内部監査役
経歴:情報システム部等を経て、監査部にて内部監査に14年間従事。情報システム部時代は保険管理人として旧日産生命の破綻対応、明治生命と安田生命の合併対応などを経験。監査部に異動後はシステム監査を中心に、募集コンプライアンスなど幅広い領域で内部監査業務に従事。また、日本内部監査協会CIAフォーラム 「ベストプラクティス(金融)研究会」の座長としても活動中。令和5年の経済産業省システム管理基準の改定では、原案の作成に参加。
資格:公認内部監査人(CIA)、公認情報システム監査人(CISA)


【佐藤 力 氏】
監査部 主席内部監査役
経歴:資産運用分野、海外事業分野、法人営業、人事部等を経て、監査部にて内部監査に6年間従事。多様な職務経験、知識・スキルをもとに、監査部においても様々なチーム・タスクに所属し、業務に貢献。社外活動では、CIAフォーラム研究会e25「アジャイル型監査研究会」において、最先端のアジャイル型監査メソドロジーを研究・実践、組織体におけるアジャイル型監査の浸透・定着等を通じた内部監査の高度化に尽力。
資格:公認内部監査人(CIA)、公益社団法人日本証券アナリスト協会 認定アナリスト(CMS)、プロフェッショナルスクラムマスター(PSM)

【松木 英男 氏】
監査部 主席内部監査役
経歴:個人営業(支社・営業所)、情報システム部、広報部、銀行出向(個人営業企画部門)、代理店営業(一般代理店・銀行窓販)、医務部(医事統計)等を経て、監査部にて内部監査業務に6年間従事。監査部内のDX・システムチームリーダーとして当該領域を中心に幅広い内部監査業務を経験、また、データ分析タスクリーダーとしてデータ分析の活用による内部監査業務の高度化に取組み、現在は生成AIの活用を試行検討中。社外では、CIAフォーラム研究会z8「企業文化(カルチャー)に対する監査手法の研究会」、ISACA東京支部「内部監査におけるシステム監査研究会」にて活動中。
資格:公認内部監査人(CIA)、公認情報システム監査人(CISA)、公認不正検査士(CFE)

【村上 裕子 氏】
監査部 上席内部監査役
経歴:保険金部、名古屋東支社、事務サービス品質管理室を経て、明治安田ライフプランセンターに出向。同社の内部監査部長を5年経験後、明治安田生命に戻り、監査部にて2年内部監査業務に従事。2004年の明治生命・安田生命合併時および東日本大震災時には保険金部に在籍し、保険金等支払業務を推進。事務サービス企画部では事務サービス品質管理室の立ち上げと軌道乗せに従事。グループ会社における内部監査業務の経験を通じ、事務サービスや価値の提供に関し、バリューチェーン全体を見通すことの重要性を認識。事務サービス品質の向上に向けた内部監査、グループ全体としての内部監査機能高度化に尽力。
資格:公認内部監査人(CIA)、公認不正監査士(CFE)

【野田 治範 氏】
監査部 主席内部監査役
経歴:保険金部、収益管理部、情報システム部、「お客さまの声」統括部等を経て、監査部にて内部監査を6年間従事。2004年の明治生命・安田生命合併時には情報システムに在籍し、会計システムの合併対応を推進。「お客さまの声」統括部では保険金・給付金の専用相談窓口に従事しお客さまからの様々なお申し出対応に従事し、業務改善は道半ばと痛感し、内部監査の必要性を感じる。現在は、監査部で内部監査役として内部監査を実施するとともに、内部監査の高度化にも尽力。資格:公認内部監査人(CIA)、システム監査技術者、消費生活アドバイザー

概要 ※本セミナーは2025/1/17に開催・収録したセミナーの<a href="https://seminar-info.jp/ondemand/">リバイバル配信</a>です。

金融機関が持続可能なビジネスモデルを展開させるためには、ガバナンス、リスクマネジメント、コントロールが有効に機能することが重要です。そのためには、内部監査部門が、組織体の価値を高め、保全するという内部監査の使命を適切に果たしつつ、内部監査を高度化させることが求められています。監査部門として、内部監査の高度化に向けて Basics&Progress =基本の維持と不断の進化= により取り組んでいます。
本セミナーでは、内部監査の発展に向けて社外活動等で活躍している明治安田生命保険 監査部のメンバーが、実務の立場から具体的に解説いたします。

【本セミナーで得られること】
・明治安田生命保険における内部監査の高度化取り組みの具体例
・内部監査の高度化にかかるメソドロジー(カルチャー監査、データ分析等、アジャイル型監査、グループ内部監査、高度化計画)の具体例

【推奨対象】
金融機関(銀行、証券、保険、金融サービスなど)の内部監査部門・責任者・実務担当者など
詳細 1.基調講演 内部監査の高度化に向けて(十河氏)
(1)金融機関の内部監査にかかるレポート等への取り組み
(2)GIASグローバル内部監査基準に向けての取り組み
(3)明治安田生命保険における中期監査計画(概要)

2.カルチャー監査の取り組み(塚原氏)
(1)カルチャー監査が必要とされる背景
(2)カルチャー監査とは
(3)当社におけるカルチャー監査の取り組み
(4)今後に向けての留意点

3.データ分析等への取り組み(松木氏)
(1)内部監査にかかるデータ分析等の進化
(2)データ分析の高度化に向けた態勢整備(仕組みづくり)
(3)テクノロジーの活用推進(生成AIの活用)

4.アジャイル型監査の取り組み(佐藤氏)
(1)アジャイル型監査の概要
(2)当社におけるアジャイル型監査の取り組み
(3)今後に向けての留意点

5.グループ内部監査への取り組み(村上氏)
(1)グループ内部監査態勢の概要
(2)グループ会社における内部監査の品質向上に向けた取り組み
(3)グループ内部監査態勢の整備、確立に向けた支援

6.高度化計画への取り組み(野田氏)
(1)内部監査高度化取り組みの現状
(2)今後に向けての留意点
(3)高度化状況の自己評価
お問合わせ 株式会社セミナーインフォ  セミナー運営事務局
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