金融機関のコンプライアンス態勢のあり方

~地域金融機関における「コンプライアンス・リスク」「人的資本」の観点等を中心に~
受講区分 会場
オンライン
開催日時 2025-01-21(火) 13:30~16:30
講師 株式会社金融監査コンプライアンス研究所
代表取締役
宇佐美 豊 氏

経歴:1986年東海銀行(現三菱UFJ銀行)入行、国内営業店勤務を経て、本部で不良債権の回収・管理業務に携わる。その後資産監査・与信監査に関する企画や当局等(金融庁、日本銀行等)との対応、銀行全体の内部監査に係る企画や内部統制構築等の業務に従事。2006年4月より十六銀行に在籍。コンプライアンス統括部法務室長や十六総合研究所部長主席研究員(エグゼクティブフェロー)を歴任。2022年4月 株式会社金融監査コンプライアンス研究所代表取締役。金融庁、東海財務局・金融財政事情研究会・全国地方銀行協会・第二地方銀行協会・全国信用組合中央協会・全国労働金庫協会・三菱UFJ銀行や全国各地の金融機関の研修講師や講演、大学院における講義、執筆活動、地域金融機関・労働金庫・農業協同組合等の顧問としてアドバイス・コンサルティング等を行う。公認不正検査士(CFE)、日本ガバナンス研究学会会員、金融法学会員、地銀協コンプライアンス検定試験「問題作成委員会」委員。
主な論文・論稿・著書等:「地域金融機関における近時の不祥事件等の分析 その傾向と対策、今後の課題」銀行法務21 2024年6月号「信用組合におけるマネロン監査態勢整備のポイント等 ~現状と今後の課題について~」しんくみ 2024年7月号「AML対策を現場で強化 取引時確認の聞き方・話し方」経済法令研究会刊(監修・著) 他多数

開催地 カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内)
概要 【本セミナーで得られること】
・コンプライアンス態勢の現状認識と変化対応の必要性 
・階層別コンプライアンス教育の具体的事例 
・実践的コンプライアンス教育の方法

【推奨対象】
地域金融機関の本部管理部門の担当者(コンプライアンス・監査・人事部門等)

【概要】
金融機関における不祥事が数多く発生しています。特に、これまであまり発生していなかった不祥事が目立つようになってきました。
また、若年層と管理職層との世代間の意識ギャップ、転職が当たり前になってきた人材の流動化等、こうした状況を鑑みると各金融機関で現在行われているコンプライアンスあるいはコンプライアンス教育はすでに限界に近づいているものと思われます。
また、金融機関として「コンプライアンス・リスク」「フィデューシャリー・デューティ」「人的資本」といった課題に対応しなければならず、これら課題に対応するためには、これまで行われてきた「ルールベース」のコンプライアンス教育から脱却する必要があります。
こうしたことから、本セミナーでは、主として地域金融機関の本部管理部門の担当者(コンプライアンス・監査・人事部門等)の方々に向けて「今後のあるべきコンプライアンス管理態勢(コンプライアンス統括部門を中心に)」「新たな金融環境を踏まえたコンプライアンス教育の在り方」「より効果的なコンプライアンス・倫理教育といった点について実務的な観点からできるだけわかりやすく解説いたします。
詳細 1.はじめに

2.コンプライアンスに係る管理態勢のこれまでの歴史
(1)これまでの地域金融機関のコンプライアンス態勢
(2)これまでの地域金融機関のコンプライアンス教育 
(3)最近の地域金融機関のコンプライアンス環境 
   ~コンプライアンス・リスク、人的資本の観点等~他

3.今後のあるべき管理態勢とコンプライアンス ~人的資本との関係から~
(1)3つの防衛線 ~コンプライアンスとの関連から~
(2)コンプライアンス上の第1線の役割 第2線の役割、第3線の役割 他
(3)今後のコンプライアンス態勢等 ~人的資本との関係~
(4)コンプライアンス部門の役割の変化

4.コンプライアンス教育の在り方
(1)「ルールベース」から「結果ベース」
(2)世代間ギャップとコンプライアンス研修
(3)管理態勢を踏まえた具体的なコンプライアンス研修の在り方
(4)研修プログラムについて 他
(5)コンプライアンス教育の内製化と外製化

5.階層別コンプライアンス教育のポイント
(1)新入行職員へのコンプライアンス教育
(2)中堅行職員へのコンプラインアンス教育
(3)管理職へのコンプライアンス教育
(4)支店長等上級管理職へのコンプライアンス教育 他

6.最後に

7.質疑応答
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※ライブ配信当日にチャットからも、随時書き込んでいただけます。
※講義中の録音、ビデオ・写真撮影はご遠慮ください。
お問合わせ 株式会社セミナーインフォ  セミナー運営事務局
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