金利のある世界における市場リスク管理と銀行ALM運営の実践的な高度化策

受講区分 会場
オンライン
開催日時 2024-12-05(木) 13:30~16:30
講師 デロイトトーマツリスクアドバイザリー合同会社
勝藤 史郎 氏 マネージングディレクター 
小山 敦史 氏 マネージングディレクター
岩木 武 氏 マネージングディレクター

【勝藤 史郎 氏】
経歴:2017年デロイト入社。金融機関リスク管理、金融規制、マクロ経済にかかるアドバイザリーに従事。2011年から2017年まで、メガバンク持株会社で統合的リスク管理と国際金融規制戦略を担当。2004年から約6年間、同銀行ニューヨーク駐在チーフエコノミストとして米国経済の調査予測に従事。以前は東京、ロンドン支店などでマーケット業務に携わった。
書籍:「価値循環の成長戦略」日経BP2024年(共著)、「価値循環が日本を動かす」同、「非財務リスク管理の実務」金融財政事情研究会 2020年 (共著)、「9つのカテゴリーで読み解くグローバル金融規制」中央経済社 2017年(共著)

【小山 敦史 氏】
経歴:2003年デロイト入社。時価評価の監査に関する専門家の責任者であり、時価評価、市場リスク管理、トレジャリーにかかるアドバイザリーに従事。以前はメガバンクでマーケット業務、証券化業務に携わった。
書籍:「時価評価ガイドブック」中央経済社 2022年(共著)、「金融商品の時価の会計実務」中央経済社 2020年(共著)

【岩木 武 氏】
経歴:米銀在日法人でのマーケットリスク統括および全社的な日本円ALMのカバレッジを経て、2020年にデロイトへ入社し、キャピタルマーケッツのリスクアドバイザリー責任者として、主として銀行・証券のCIB・グローバルマーケッツの戦略的リスク管理助言及び全社的なALM助言に従事。

開催地 カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内)
概要 【本セミナーで得られること】
・金融機関ALM運営のガバナンスと管理指標
・金融機関に求められる具体的アクション
・ALM高度化のツール・管理手法

【推奨対象】
金融機関の企画部門・財務部門・リスク管理部門・ALM部門・審査部門の責任者・実務担当者

【概要】
日本銀行の利上げ開始により、日本円は約25年ぶりに「金利ある世界」に回帰しました。金融機関はこれに応じ、バランスシート運営や財務戦略の変革をすること、特に全社的な資産負債管理(ALM)を高度化する必要があります。
本セミナーでは、金融機関の経営企画部門・市場部門・リスク管理部門の方を対象に、円金利上昇が銀行経営にもたらす影響、金利上昇に応じたALM管理高度化の実践的な内容を解説します。
詳細 1.日本円金利と日本銀行金融政策の動向
(1)日本銀行の金融政策と金利見通し
(2)金利上昇の金融機関バランスシートへの影響

2.金融機関ALM運営のガバナンスと管理指標
(1)ALM運営の目的
  (市場取引、預金・貸出取引の金利リスク・収益管理)
(2)ALM運営のガバナンス
  (企画・財務・リスク管理、リスクアペタイト・フレームワーク、ALM委員会など)

3.金融機関に求められるアクション
(1)ポートフォリオ運営の点検
(2)トランスファープライス、コア預金モデルの見直し
(3)金利引き上げの準備

4.ALM高度化とリスクの再整理
(1)金利市場モニタリング指標の活用とシナリオ分析高度化
(2)内外金融機関の事例(SVB銀行破綻からの教訓など)
(3)ALMに係るリスクの再整理

5.質疑応答
※事前質問がございます場合は、お申し込みフォーム「連絡事項欄」もしくは「お問い合わせフォーム」にて、ご連絡ください。
※ライブ配信当日にチャットからも、随時書き込んでいただけます。
※講義中の録音、ビデオ・写真撮影はご遠慮ください。
お問合わせ 株式会社セミナーインフォ  セミナー運営事務局
TEL : 03-3239-6544   FAX : 03-3239-6545   E-mail : customer@seminar-info.jp