【リバイバル配信】金融機関のコンプライアンス・不祥事の動向と求められるガバナンスおよび3線管理態勢の見直しポイント

受講区分 オンライン
開催日時 2024-08-08(木) 13:00~13:00
講師 デロイト トーマツ リスクアドバイザリー合同会社
マネージングディレクター
渡邉 仁 氏(元金融庁総合政策局勤務)
マネージングディレクター
今野 雅司 氏(元金融庁検査局専門検査官)

【渡邉 仁 氏】
元金融庁総合政策局リスク分析総括課 大手銀行モニタリング室長
経歴:金融機関での実務経験の後、金融当局において、銀行・保険会社等の検査・監督業務に長年にわたって幅広く従事。2021年7月金融庁総合政策局リスク分析総括課大手銀行モニタリング室長を最後に退職。同年8月から現職。金融庁在籍中はメガバンク、大手保険会社、地域金融機関等への数多くの金融検査・モニタリングにおいて主任検査官を務めた経験を有す。

【今野 雅司 氏】
経歴:弁護士登録後、法律事務所にて企業法務や渉外法務全般に従事。米国ペンシルバニア大学ロースクール留学後、預金保険機構にて、金融機関の破綻処理に係る法整備・検討等を行うほか、組織内弁護士として組織内の法務・コンプライアンス全般に関与。2016年より金融庁検査局に在籍し、金融機関のガバナンス・コンプライアンスに関するモニタリングや、AML/CFTやコンプライアンスに関する指針の策定等に関与した後、2018年7月にトーマツ入社。

概要 ※本セミナーは2024/8/7に開催・収録したセミナーのリバイバル配信です。

2018年に金融庁が「コンプライアンス・リスク管理基本方針」を公表して以後、金融機関においては、「リスクベース」でのコンプライアンス・リスク管理を志向すべく、不祥事が顕在化する以前での予兆管理・未然防止に向けたサーベイの実施・テクノロジーの活用等さまざまな施策を検討・実施しています。
他方で、職員の故意による現金着服や過失に基づく情報漏洩等、いわゆる「伝統的不祥事」は規模にかかわらず多くの金融機関でなくなっていないほか、独占禁止法や労働法等、非金融規制を含む「ルールベース」の法規制に抵触する不祥事も発生しています。
これら不祥事では、多くの事例で「ガバナンス」「企業文化」等、共通の根本原因が指摘される一方、その具体的な内容や求められるアクションは個別の金融機関ごとの実情に応じて違いがみられます。他社の不祥事を踏まえて対応を検討する多くの金融機関が、これら不祥事をどのように理解・咀嚼して自らのガバナンス高度化に活かしていくか、悩みを抱えています。
本セミナーでは、金融機関の不祥事の最新の動向を紹介するほか、これらを踏まえて金融機関の不祥事予防・対応において求められるガバナンス上の論点について、整理・検討状況について解説いたします。

【本セミナーで得られること】
・当局目線を踏まえた、金融機関不祥事の最新動向やトレンドの理解
・不祥事予防・対応のためのガバナンス上の論点や具体的なアクションの理解

【推奨対象】
金融機関の法務・コンプライアンス部門、リスク管理部門、内部監査部門、経営企画部門
詳細 1.当局目線からみる金融機関における不祥事の動向
(1)当局が関心を寄せる不祥事の類型~具体的事例を中心に
(2)これに対する当局の目線

2.近時の金融機関不祥事の動向・最近の不祥事の分析

3.金融機関の不祥事予防・対応において求められるガバナンス上の論点と実務上の対応
(1)「コンプライアンス・リスク管理基本方針」におけるガバナンス上の着眼点
(2)経営陣の姿勢・主導的役割
(3)内部統制の仕組み
(4)企業文化/カルチャー
(5)外に開かれたガバナンス態勢
(6)3線管理
(7)グループ・ガバナンス
(8)予兆管理
(9)根本原因分析・再発防止


<2024/8/7開催時>
アンケート回答者の100%がセミナー内容について「大変満足」「満足」と回答!

~参加業界~
地方銀行、外国銀行、都市銀行、生命保険、第二地方銀行、農協、システム会社、その他保険、証券会社 等

~受講者の声~
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資料が丁寧な作りで、とても見やすく理解が進みました。また、データ分析による実体が見えて参考になりました。

資料や説明がわかりやすく、コンプライアンス体制構築における必要とされる部分が体系的にまとめられており良かったです。
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