【長期配信】基礎から学ぶ船舶ファイナンスの実務上のポイント

受講区分 オンライン
開催日時 2024-07-19(金) 13:00~13:00
講師 PwC弁護士法人
弁護士
水田 直希 氏

経歴:司法修習後、2011年~2019年に裁判官として各種訴訟などを経験。退官後、大手信託銀行の法務部にて国内外の金融規制対応・金融取引に関連する法律問題全般を担当(2019年~2021年)。2022年~PwC弁護士法人にて、船舶ファイナンスや不動産ファイナンスを含む各種金融取引、再生可能エネルギー関連取引、民事信託を活用した事業承継案件等の経験を有する。
書籍:「各種法人の法務・税務・事業承継(中央経済社、2023年)」 

概要 ※本セミナーは2024/7/18に開催・収録したセミナーの長期配信です。

船舶ファイナンス取引は、伝統的なアセット・ファイナンス取引の一つですが、取引ストラクチャーが複雑であったり、パナマやリベリア、シンガポールをはじめとする海外の法律事務所との連携が必要となる案件も多いうえ、実務上、船舶特有の留意事項もあります。また世界的な経済情勢の影響を受けて船価や傭船料が大きく変動する可能性があり、なかにはプロジェクト関係者の経済的な破綻等によりリストラクチャリングが必要となる案件がでてくる可能性も否定できません。
本セミナーでは、船舶ファイナンス取引の基本的な事項について、典型的なストラクチャーをもとに説明したうえ、各契約及び担保設定に関して、レンダーや投資家の立場から留意・検討するべきリスク要因を指摘しつつ、対応方法につき基礎から解説します。

【本セミナーで得られること】
・船舶ファイナンス取引に関する基礎的な知識と理解
・特に担保契約等に関する実務対応の理解

【推奨対象】
金融機関の船舶ファイナンス実務担当者、審査・リスク管理担当者、商社、システム会社、船舶ファイナンスに関心のある方など
詳細 1.船舶ファイナンスの概要
(1)船舶ファイナンスの必要性と特徴
(2)船舶ファイナンスにおけるリスク
(3)典型的なストラクチャー

2.船舶ファイナンス
(1)新造船に対するファイナンスと中古船に対するファイナンス
(2)船舶売買契約
(3)金銭消費貸借契約
 (a)取引条件とリスク対応
 (b)シンジケートローンにおける留意点
(4)船舶抵当権設定契約
 (a)船籍による違い
 (b)Quiet Enjoyment letter
(5)傭船料譲渡担保契約
 (a)裸傭船契約
 (b)定期傭船契約
(6)保険金譲渡担保契約/保険金質権設定契約
 (a)保険の種類
 (b)対抗要件
(7)社員持分/株式質権設定契約 
(8)その他

3.竣工前の船舶に対するファイナンス
(1)ファイナンスの必要性
(2)発注者に融資する貸付人に提供される担保
(3)Refund guaranteeなど


<2024/7/18開催時>
~参加業界~
船舶、金融商品取扱事業者、リース、アセマネ、外国銀行、政府系銀行、証券会社、その他銀行、システム、地方銀行、農協 等

~受講者の声~
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お話が丁寧で良かったです。網羅的に解説いただき、法務面で知らなかった部分を学ぶことができました。

船舶ファイナンス全般の説明が良かったです。構成含め難易度についてもちょうどよく、参考になりました。
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