経済価値ベースの保険ERMの考え方と実務上の論点

~経済価値ベースソルベンシー規制の最新動向を踏まえて~
受講区分 会場
オンライン
開催日時 2024-01-25(木) 9:30~11:30
講師 キャピタスコンサルティング株式会社
マネージングディレクター
松平 直之 氏

(まつだいら なおゆき)
経歴:保険会社、アクチュアリーファーム等を経て、2007年1月にキャピタスコンサルティング株式会社を共同設立 その後同社にて、生損保会社に対して、ERM態勢および定量モデルの検証・高度化等のサポートを行っている 日本アクチュアリー会にて、ALM研究会、CERA資格委員会等の委員 東京大学大学院経済学研究科非常勤講師
資格:日本アクチュアリー会正会員、日本証券アナリスト協会検定会員 
著書:「経済価値ベースの保険ERMの本質(第2版)」(共著、金融財政事情研究会)等

開催地 カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内)
概要 経済価値ベースのソルベンシー規制については、有識者会議の報告書が2020年6月に公表され、2025年度末から新基準に基づく計算を開始するというタイムラインが示されており、2023年6月には、新基準の最終化に向けた論点と検討状況に関する文書が金融庁から公表されました。
本セミナーでは、こうした規制動向も踏まえて、経済価値ベースの保険ERMの考え方と実務上の論点を解説します。

セミナーの前半では、経済価値ベースのソルベンシー規制の最新動向を概観し、規制上の標準モデルの仕様のポイントを確認します。
セミナーの後半では、経済価値ベースの保険ERMの基本的な考え方および経済価値ベースで管理をする意味を確認したうえで、健全性評価、保険商品の収益性評価および保険負債の金利リスクを踏まえた資産運用に関する実務上の論点を取り上げ、新しいソルベンシー規制との関係にも触れます。

【本セミナーで得られること】
・経済価値ベースのソルベンシー規制の動向と標準モデルに関する知識
・経済価値ベースの保険ERMの考え方と実務上の論点に関する理解

【推奨対象】
保険会社、共済のリスク管理、企画、主計、商品、資産運用、内部監査部門等
詳細 1.経済価値ベースのソルベンシー規制の最新動向
(1)ICSの開発経緯
(2)国内のソルベンシー規制見直しの動向
(3)基準の最終化に向けた金融庁の文書で示された「3つの柱」のポイント

2.規制上の標準モデルの仕様のポイント
(1)2023年度フィールドテスト(保険負債評価、リスク計測、自己資本)
(2)基準の最終化に向けた金融庁の文書で示された仕様の検討状況

3.経済価値ベースの保険ERMの考え方
(1)ERMの全体像
(2)経済価値ベースの価値・リスク・リターン評価
(3)経済価値ベースの指標の用途(健全性評価、収益評価)

4.経済価値ベースの保険ERMに関する実務上の論点
(1)経済価値ベースで管理をする意味(財務会計上の損益との関係を含めて)
(2)健全性評価に関する論点
(3)保険商品の収益性評価に関する論点
(4)保険負債の金利リスクを踏まえた資産運用に関する論点
(5)経済価値ベースのソルベンシー規制との関係

5.質疑応答
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