【リバイバル配信】2線3線が押さえておくべきコンプライアンス・リスク管理、不祥事の最新動向と処方箋

受講区分 オンライン
開催日時 2023-08-03(木) 13:00~13:00
講師 有限責任監査法人トーマツ
マネージングディレクター
渡邉 仁 氏
マネージングディレクター
今野 雅司 氏

【渡邉 仁 氏】
(わたなべ ひとし)
元金融庁総合政策局リスク分析総括課 大手銀行モニタリング室長
経歴:金融機関での実務経験の後、金融当局において、銀行・保険会社等の検査・監督業務に長年にわたって幅広く従事。2021年7月金融庁総合政策局リスク分析総括課大手銀行モニタリング室長を最後に退職。同年8月から現職。金融庁在籍中はメガバンク、大手保険会社、地域金融機関等への数多くの金融検査・モニタリングにおいて主任検査官を務めた経験を有す。

【今野 雅司 氏】
(こんの まさし)
元金融庁検査局専門検査官
経歴:弁護士登録後、法律事務所にて企業法務や渉外法務全般に従事。米国ペンシルバニア大学ロースクール留学後、預金保険機構にて、金融機関の破綻処理に係る法整備・検討等を行うほか、組織内弁護士として組織内の法務・コンプライアンス全般に関与。2016年より金融庁検査局に在籍し、金融機関のガバナンス・コンプライアンスに関するモニタリングや、AML/CFTやコンプライアンスに関する指針の策定等に関与した後、2018年7月にトーマツ入社。

概要 ※本セミナーは2023/8/2に開催・収録したセミナーのリバイバル配信です。

2023年も、職員の故意による現金着服や過失に基づく情報漏洩等、いわゆる「伝統的不祥事」が規模にかかわらず多くの金融機関で発生しています。
仕組債の販売、最善利益義務の金融サービス提供法への明示等、顧客本位の業務運営等も引き続き重要なコンプライアンス上の課題となっています。
これらに加え、外部委託先からの大規模な情報漏洩等、これまでの伝統的なコンプライアンス対応のみならず、外部委託先管理(サードパーティ・リスク管理)といった新たな目線が求められる不祥事も増加しています。
規制環境に目を転じると、経済安全保障や人権等、いわゆる非金融規制の分野で新たに対応すべき領域が拡がっています。
このように、金融機関の法務・コンプライアンス部門がカバーすべき領域が拡がっている中、本セミナーでは金融機関の不祥事の最新の動向を紹介するほか、2023年度に優先的に対応が求められる事項をポイントを絞って説明していきます。

<a href="https://seminar-info.jp/entry/seminars/view/1/5670">※本セミナーは2022/8/4開催のセミナーを一部アップデートしたものとなります。</a>

【本セミナーで得られること】
・当局目線も踏まえた、金融機関不祥事の最新動向やトレンドの理解
・2023年度に対応が求められるコンプライアンス事項の内容と具体的なアクションの理解

【推奨対象】
金融機関の法務・コンプライアンス部門、リスク管理部門、内部監査部門
詳細 1.当局目線からみる金融機関における不祥事の動向
(1)当局が関心を寄せる不祥事の類型~具体的事例を中心に
(2)不祥事に対する当局の目線

2.近時の金融機関不祥事の動向・最近の不祥事の分析
(1)最近の不祥事の分析、不正のトライアングル
(2)現金着服等「伝統的」不祥事と、サイバー・委託先経由の情報漏洩等「新たな」不祥事

3.2023年度に対応が求められるコンプライアンス事項
(1)顧客本位の業務運営(FD)・コンダクトリスク等を含むコンプライアンス・リスク管理態勢の再構築
  (a)内部統制構築とその限界
  (b)予兆管理
  (c)企業文化
  (d)人的資本と不祥事防止
(2)経済安全保障・人権リスク等新たなリスクへの対応
(3)情報管理態勢の見直し・再構築
  (a)個人情報に関する国内外規制の管理状況の改めての確認
  (b)顧客情報・営業秘密を含めた管理態勢の構築
  (c)銀証ファイアーウォール規制等、新たな規制も踏まえた情報管理態勢の見直し


~参加業界~
生命保険、都市銀行、地方銀行、第二地方銀行、労働金庫、リース、カード 他

~受講者の声~
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幅広い内容に言及されていて、コンプライアンスの体系の全体像が良く理解できました。とても充実した内容でした。

実例を取り上げてご説明いただいたので良かったです。また、経済安全保障推進法については認識不足な面があったため、参考になりました。
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