【リバイバル配信】生命保険会社における営業拠点監査の高度化

~営業職員チャネルにおけるコンプライアンス・リスク管理態勢強化への処方箋~
受講区分 オンライン
開催日時 2023-06-30(金) 13:00~13:00
講師 株式会社Ballista
執行役員ディレクター
藤田 直哉 氏

(ふじた なおや)
経歴:大手国内生保、外資系生保、大手監査法人及び監査法人系コンサルティング会社等を経て株式会社Ballistaに入社。Ballistaでは、GRCエリアのコンサルティングサービスを担当。監査法人及びコンサルティング会社では、コンプライアンス・リスク管理や内部監査に関する金融機関向けアドバイザリー業務に従事。保険会社では、コンプライアンス部門及び内部監査部門に在籍。通算30年超の内部監査業務経験を有する。
資格:公認リスク管理監査人(CRMA)、公認金融監査人(CFSA)、公認不正検査士(CFE)、金融内部監査士
書籍:(共著)「金融機関の内部監査」(中央経済社)
寄稿:「コンプライアンス・リスク管理態勢の実効性を高めるためのPDCAサイクルの要諦」、「内部監査スキル解説:内部監査指摘事項を被監査部門に受け入れてもらう効果的な方法」「事務リスク管理における事務ミス「チェック」態勢の落とし穴と効果的な予防策」など(Webメディア「The Finance」)

概要 ※本セミナーは2023/6/29に開催・収録したセミナーのリバイバル配信です。

昨今、生命保険会社における営業職員募集人による金銭詐取等を始めとする不適切事案については、営業職員チャネルを有する生命保険業界では共通課題となっており、金融庁も金融行政方針、保険モニタリングレポート、業界団体との意見交換会等の場面で問題提起しているところです。こうした中、内部監査部門による営業拠点監査の高度化がより一層求められています。
本セミナーでは、営業職員チャネルを有する生命保険会社における営業拠点(支社・営業所)監査の実効性向上に資する、様々な観点での考え方、新たな着眼点、最新事例、学術的な理論を通じて、各社の規模・特性・リスクプロファイルや企業文化・組織風土を踏まえた、創意工夫ある営業拠点監査手法の高度化に資するポイントを解説いたします。

【本セミナーで得られること】
・営業拠点監査の高度化に向けた創意工夫のための新しい視座
・昨今の不適切事案の特徴を踏まえた営業拠点監査のあり方
・営業職員募集人管理に適用する新しい不正のトライアングルモデルの活用事例

【推奨対象】
(主に営業職員チャネルを有する)生命保険会社の内部監査部門、コンプライアンス・リスク管理部門、経営管理部門、営業拠点管理部門の責任者・担当者
詳細 1.生保の営業拠点における「顧客本位の業務運営」を巡る現状と課題
(1)業界共通課題と金融庁の課題認識
(2)不正に関するIIA/ACFE/COSOの基本的考え方(2線となる内部監査機能)

2.営業拠点監査の高度化に向けたポイント
(1)拠点運営編
 (a)フォワードルッキングからバックワードルッキングへの転換
 (b)内部統制コントロール評価の活用
 (c)「コンプライアンス・リスク管理基本方針」の活用
 (d)PDCAサイクルを機能発揮させるポイント
 (f)本社施策の営業拠点への浸透度検証ポイント
 (g)再(々)指摘を防ぐための改善計画書の効果的な書かせ方
(2)営業職員管理編
 (a)不正のトライアングルの理解(8種類のモデルと営業職員チャネルへの適用モデル)
 (b)「倫理」コンプライアンス研修の運営充実方策
 (c)異常予兆の新たな着眼点(収益ある処リスクあり/特典サービス/副業/SNS等)
(3)その他、内部監査(拠点監査)の参考となるポイント
 (a)最近の金融検査実調事例(どのような拠点に入検し内部監査は何を指摘されているのか)
 (b)行動心理学を活用した「傾聴」「会話」「観察」テクニック
 (c)インタビュー・ヒアリングの効果的な手法
 (d)指摘事項を営業拠点に受け入れさせる効果的な手法
 (e)参考となる「根本原因分析」手法
 (f)それでも発生する「想定外の不適切事案」を想定するための考え方


~受講者の声~

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講義の要点が明確で、また多くの参考事例として海外の事例や学術的解説等を具体的に説明いただき、大変参考になりました。

示唆に富み、また現場経験を踏まえた根拠を示して講義内容を構成されておりました。非常に実践的な情報が多くあり、大変意義あるセミナーでした。
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