【リバイバル配信】ミスコンダクトの事例から学ぶコンダクトリスク管理のポイント

~変質しつつあるミスコンダクトの形と今求められるゼロ許容を乗り越えたリスク管理の高度化~
受講区分 オンライン
開催日時 2023-06-12(月) 13:00~13:00
講師 株式会社RAF研究所
代表
大山 剛 氏

(おおやま つよし)
経歴:1985年に日本銀行入行し当初はマクロ経済分析を担当。1994年~97年には国際通貨基金の政策開発局に出向。その後調査統計局でマクロ経済分析の統括を行った後、考査局(現金融機構局)に移り、2000年代前半は主に日本の不良債権問題の分析等マクロプルーデンス分野を統括、2004年以降は大手金融機関考査・リスク管理高度化やバーゼルII規制の国内実施を主導すると同時に、バーゼル委員会傘下の多くの委員会メンバーとして国際的な議論をリードする。2008年に大手監査法人に移り、2010年からはパートナー及び自ら創設した「リスク管理戦略センター」のトップとして、日本やアジアの大手金融機関/グローバル企業に対するリスク管理/経営戦略高度化に係るコンサルティング業務を統括。2019年には、金融規制に係るコンサルティング業務に特化した米国コンサルティング企業の日本代表(プロモントリー・フィナンシャル・ジャパン)に就任。その後、2021年12月に株式会社 RAF研究所を設立し代表取締役に就く。
書籍:「9つのカテゴリーで読み解くグローバル金融規制」 「リスクアペタイト・フレームワークの構築」「これからのストレステスト」「バーゼルIIIの衝撃」、「グローバル金融危機後のリスク管理」

概要 ※本セミナーは2023/6/9に開催・収録したセミナーのリバイバル配信です。

国際政治情勢の緊迫化や民主主義社会における分断の深刻化、さらにはESG等を契機とした社会の価値観の急速な変化やイノベーション加速化を背景に、数年前までは想像できなかったような「ミスコンダクト」が大企業の間で多発しています。時には、このミスコンダクトが企業経営を大きく傾かせる事例もみられるようになりました。本セミナーでは、近年国内外で発生しているミスコンダクト事例やその傾向、さらにはその背景を振り返ると同時に、今後の動向を示します。その上で、今後の金融機関におけるミスコンダクトに係るリスクをどのように管理すべきか2線・3線の部署に向けてを解説します。

【本セミナーで得られること】
・ミスコンダクト事象に関する基礎的な知識と理解
・ミスコンダクトに係るリスク管理(コンダクトリスク管理)における実務対応

【推奨対象】
金融機関や企業のリスク管理部門、法務・コンプライアンス部門、内部監査部門、経営企画部門の責任者・実務担当者
詳細 1.最近発生しているミスコンダクト事象の概観
(1)日本におけるミスコンダクト事象
(2)米国におけるミスコンダクト事象
(3)欧州/アジアにおけるミスコンダクト事象

2.ミスコンダクト事象の背景分析、根本原因分析(RCA分析)
(1)メガトレンドを起点としたミスコンダクト事象の捉え方
 (a)ESGに代表されるwoke意識の強まり(&unwokeの勃興に代表される政治的分断の強まり)
 (b)G0下での地政学リスクの強まり
 (c) SNSやAI等の技術革新の影響
(2)社会期待の変化/イノベーションの加速化
(3)政治/地政学的要因

3.ミスコンダクトに対する当局の動き
(1)米国の当局の動き
(2)欧州/アジアの当局の動き
(3)日本の当局の動き

4.今後予想されるミスコンダクト動向とリスク管理の在り方
(1)今後予想されるミスコンダクト動向
(2)ミスコンダクトに係るリスク管理の考え方
(3)今後求められるミスコンダクトに係るリスク管理の方向性

~参加業界~
生命保険、損害保険、信託銀行、信用金庫、政府系銀行、農協、地方銀行、カード、リース

~受講者の声~
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課題をもっていた部分だったため、新たな知見が得られて非常に満足しております。また具体事例をたくさん用いてご説明いただけたため、大変参考になりました。

コンプライアンスの定義をはじめ、海外状況、今後の展望まで網羅的に解説いただきました。視座が高まる講義で非常に勉強になりました。
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