<内部監査スキル:経営に資する内部監査における難関課題への対応>および<金融機関の内部監査の高度化に向けたプログレスレポートの分析・対応>

~【2023年総括編】根本原因分析・機動的監査(動的リスク評価)・データ分析活用・カルチャー監査の高度化に向けて~
受講区分 会場
オンライン
開催日時 2023-11-24(金) 13:30~16:30
講師 株式会社電研 代表取締役 内部監査高度化センター所長
(元 金融庁検査局統括検査官第6部門長)
武藤 制揮 氏

(むとう せいき)
経歴:元金融庁検査局統括検査官第6部門長。主任検査官として外資系大手金融機関22社及びメガバンク海外4拠点の金融検査を含め、銀行、保険、証券、信託、投信投資顧問、ネット銀行、政府系等62社の金融検査を実施。その後、PwCあらた有限責任監査法人ディレクターとして大手金融機関36社の内部監査の外部品質評価や高度化支援を実施。2019年に株式会社電研を設立し大手金融機関や外資系金融機関の内部監査の高度化支援やコソーシング(システム監査、テーマ監査等)に従事。金融庁入庁前は、東京大学工学部卒業後、総合商社および本邦主要銀行で営業や市場業務を担当。内部監査のスキルアップの講師としては、セミナーインフォ、日本証券業協会、全国信用金庫協会、日本金融監査協会、全国地方銀行協会、第二地方銀行協会、大手金融機関等に対し、2014年から208回の講演を実施。
【著作】
「元金融庁主任検査官が解説する業務上の留意点」(Monthly信用金庫 年間連載)
「金融機関の規制対応と内部監査」(共著)(中央経済社)

開催地 カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内)
概要 金融庁から示された「金融機関の内部監査の高度化に向けた現状と課題」では、金融機関の内部監査のめざすべき方向性が明示されています。
また、直近の10月24日には「「金融機関の内部監査の高度化」に向けたプログレスレポート(中間報告)」が公表され、「今後のモニタリングの主な論点と方向性」が明示されました。
こうした中、各金融機関では内部監査高度化に向けて、さまざまな工夫や取組みが実施されており、すでに達成済の項目も散見されます。
一方で、監査現場にとってハードルの高い項目は途上となっているものも見受けられ、「経営に資する内部監査」の達成に向けて大きな壁に直面しているのが実情です。
本セミナーでは、豊富な検査経験や監査コソース経験における試行錯誤の結果に基づき、監査現場を悩ませる難関を解決するための効果的なヒントと事例を提示し、監査現場で実際に活用していくためのキーポイントをわかりやすく解説します。

【本セミナーで得られること】
・根本原因分析の効果的なアプローチと必要なツールならびに手法に対する理解
・内部監査高度化の第4段階に取組むためのキーポイントの理解

【推奨対象】
金融機関の内部監査部門・コンプライアンス部門の責任者及び実務担当者
事例演習を参照した根本原因の解説は、監査経験の浅い方には監査の付加価値を体得できるものであり、ベテランの方にも日頃の悩みを解決できる機会となるように解説させて頂きます。
詳細 1.根本原因分析スキル(RCA分析スキル)
(1)有名な手法が監査現場で難航する理由
(2)直接原因をどのように位置付け、どこまで深掘りするか
(3)効果的なアプローチと、必要な参考ライブラリ

2.動的リスク評価スキル
(1)目的、手段、タイミングの再確認
(2)どのような基準と着眼点で評価するか 
(3)リスクヒートマップの活用 

3.データ分析活用スキル
(1)効果的な活用に向けた3つの条件
(2)管理部門との連携方法
(3)監査現場での活用におけるキーポイント

4.カルチャー監査スキル
(1)企業文化、組織文化を含めたカルチャーの類型と標的
(2)3つのアプローチと留意点
(3)カルチャー監査におけるエビデンスの抽出と選択の留意点

5.金融機関の内部監査の高度化に向けたプログレスレポート(中間報告)への対応
(1)今後のモニタリングの主な論点と方向性では何が求められているか
(2)第3段階の達成に向けて具体的に何が必要となるか
(3)第4段階の達成に向けて具体的に何が必要となるか

6.質疑応答
※事前質問がございます場合は、お申し込みフォーム「連絡事項欄」もしくは「お問い合わせフォーム」にて、ご連絡ください。
※ライブ配信当日にチャットからも、随時書き込んでいただけます。
お問合わせ 株式会社セミナーインフォ  セミナー運営事務局
TEL : 03-3239-6544   FAX : 03-3239-6545   E-mail : customer@seminar-info.jp