金融機関における事務ミス改善と事務リスクカルチャー醸成

受講区分 オンライン
開催日時 2022-10-25(火) 13:30~16:30
講師 有限責任監査法人トーマツ
リスクアドバイザリー事業本部
FSIリスクアドバイザリー
シニアマネジャー
田宮 秀樹 氏

(たみや ひでき)
略歴:政府系金融機関勤務後、大手監査法人を経て監査法人トーマツ入社。金融機関のリスク管理高度化に対するアドバイス及び内部監査支援を実施。事務リスク管理は、大手保険会社、大手クレジットカード会社、地方銀行等に態勢構築支援を経験。
資格:公認内部監査人、公認情報システム監査人、システム監査技術者、公認情報セキュリティマネージャー、内部統制評価指導士
書籍:「個人情報保護法改正が外部委託先管理に与える影響」 (Financial Regulation 2014冬号) 「リスク管理は新領域へ」(金融財政事情 2018年9月) 「非財務リスク管理の実務第4章サードパーティリスク」(きんざい)

概要 ※<a href="https://seminar-info.jp/entry/seminars/view/3/5755">アップデート版 2023/2/22 再演セミナーはこちら</a>

金融機関における事務リスクの報告は、顕在化事象の報告と原因分析を中心に管理を行っています。一方、事務ミス統括部門では現場からの報告の蓄積に留まり、報告を十分に活用できていないことや、デジタルリスクやサードパーティリスクなど新しいリスクへの対応に不安を持つ声も聞かれます。また、再発防止に向けた改善策の効果や組織的な事務リスクカルチャーの必要性も新たな課題として認識されています。
本セミナーでは、ヒューマンエラーの分析、DXを利用した作業の改善と事務リスクカルチャー浸透に向けた取組についてご紹介します。

【本セミナーで得られること】
・事務リスク管理に関する基礎的な知識と理解
・事務リスクにおけるデジタルリスクなど新しいリスクへの実務対応
・作業者のスキルに依存しない組織的な取り組み

【推奨対象】
金融機関のオペレーショナルリスク管理部門、事務リスク部門、内部監査部門
詳細 1.金融機関のオペレーショナルリスク管理における事務リスクの位置づけ
(1)事務リスク管理体制・役割 事務統括部門・営業店・事務センターの役割
(2)事務リスク管理結果の活用 情報収集の必要性と収集情報の種類
(3)事務統括部門が行う事務ミス分析と改善モニタリング

2.ヒューマンエラーへの対応
(1)ヒューマンエラーの代表的な分析手法
(2)ヒューマンエラー対応の限界
(3)プロセス改善によるヒューマンエラー防止

3.事務プロセスのデジタル化の進展と活用
(1)DXツールの種類と活用事例
(2)DXツールの利用と顕在化したデジタルリスク
(3)ミスの起きにくい事務プロセスの構築

4.事務リスクカルチャーの醸成
(1)事務ミス報告態勢の課題、現場主導の改善の限界
(2)集約した事務ミスの分析・活用・対策の優先順位付け
(3)事務リスクカルチャーのアンケート分析と浸透度の確認

5.質疑応答
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