金融機関における内部監査の高度化の現状と課題

~リスクベース監査から経営監査へ~
受講区分 オンライン
開催日時 2022-11-25(金) 13:30~15:00
講師 PwCあらた有限責任監査法人 
エグゼクティブ・アドバイザー
弁護士・公認内部監査人(CIA)・公認不正検査士(CFE)
元金融庁 総合政策局 主任統括検査官
杉山 典彦 氏

(すぎやま のりひこ)
経歴:平成5年弁護士登録。弁護士として10余年にわたり一般民事・刑事・金融法務等を担当、2005年から2021年まで金融庁に勤務。専門検査官、特別検査官、財務局検査監理官、主任統括検査官を歴任。主要行、地銀、保険、フィンテック業界を担当。リスク分析室では経営管理・内部監査チーム長として内部監査の高度化、地銀経営統合の調査、分析等に従事。令和3年11月より現職。
資格:弁護士・公認内部監査人(CIA)・公認不正検査士(CFE)
書籍:「金融機関の内部監査の高度化に向けた現状と課題について」(月刊監査研究2019年10月号)「統合マトリクスで見る地域銀行の経営統合の留意点」(週刊金融財政事情2022年7月19日号)「支店・支社・出張所の整理・統合の実務と法律Q&A」(共著・日本法令)他

概要 金融庁が令和元年6月にいわゆる「内部監査レポート」を公表してから3年が経過しました。この間、監査担当者の顔ぶれにも少なからず変化があることでしょう。その中でレポート公表時点では分からなかった内部監査の高度化において注意すべき点も徐々に明らかになりつつあります。一方で、金融機関ではグループ化・多角化の動きが活発になっており、内部監査部門への要請はますます多様化しています。このような動きに対して内部監査部門はどう対処すべきなのでしょうか。本講義ではこうした点にも触れつつ、現時点における内部監査の高度化の到達点に迫りたいと思います。

【本セミナーで得られること】
・当局の方針とモニタリング対応
・内部監査の実務における現在の課題と注視すべきポイント
・さらなる内部監査の高度化に向けて押さえるべき重要論点

【推奨対象】
金融機関の内部監査部門・同責任者・同実務担当者、初心者からベテランまで
詳細 1.3年越しに読み解く内部監査レポート
(1)全体概要
(2)現在の課題と注視すべきポイント
(3)2022事務年度 金融行政方針からみる当局の方針と対応

2.リスクベース監査から経営監査へ

3.内部監査手法の高度化における重要論点
(1)計画段階(監査計画の策定・リスクアセスメント)
(2)監査実施段階(定例監査・テーマ監査等)
(3)報告段階(監査報告書の構成)

4.グループ監査態勢

5.質疑応答
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