金融機関におけるオペレーショナル・リスク管理とバーゼルIII最終化を踏まえたオペレーショナル・リスク新規制

受講区分 オンライン
開催日時 2022-09-29(木) 10:00~12:00
講師 EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社
緒方 兼太郎 氏 パートナー
吉田 真 氏 マネージャー

【緒方 兼太郎 氏】
(おがた けんたろう)
東京大学法学部卒、パリ・ドーフィン大学MBA取得 米国公認会計士 外資系金融機関において、カバードボンドや証券化商品、OTCデリバティブに関連する業務に従事 現在は、金融機関向けに非財務リスクも含めたリスク管理、バーゼル規制対応、デリバティブに関する規制対応やリスクアペタイトフレームワークの高度化、再建計画の高度化などのアドバイザリー業務を提供。

【吉田 真 氏】
(よしだ まこと)
信託銀行、メガバンク、大手監査法人を経て、EYストラテジー・アンド・コンサルティングに入社。メガバンクでは、オペレーショナル・リスク管理業務・決済リスク管理業務に約10年間従事し、RCSA/KRI等のオペレーショナル・リスク管理業務の運営、先進的計測手法に基づくオペレーショナル・リスク計測、内部損失データ収集態勢整備、バーゼルIII新規制対応等、オペレーショナル・リスク管理全般の業務経験を有する。大手監査法人及びEYストラテジー・アンド・コンサルティングでは、金融機関や事業法人に対するリスク管理・内部監査などのアドバイザリー業務を提供。

概要 近年、金融機関では規制緩和等を背景として非金融ビジネスを強化しております。非金融ビジネスの推進に伴い、信用リスク・市場リスク等の財務リスクだけでなく、オペレーショナル・リスクを中心とした非財務リスクへの関心が高まっています。
本セミナーでは、オペレーショナル・リスク管理を体系的に理解してもらうために、オペレーショナル・リスク管理の概要・実務とともに近年のオペレーショナル・リスク管理の動向について解説を行います。
また、2022年4月に金融庁よりバーゼルIII最終化を踏まえた金融庁告示が公表されました。バーゼルIIIオペレーショナル・リスク新規制を理解するため、規制の概要だけでなく内部損失データ収集の実務・事例を中心に解説を行います。

【本セミナーで得られること】
・オペレーショナル・リスクに関する体系的な知識と理解
・オペレーショナル・リスクを取り巻く最新動向の理解
・バーゼルIIIオペレーショナル・リスク新規制に関する知識と理解

【推奨対象】
金融機関のリスク管理部門、オペレーショナル・リスク管理部門、内部監査部門等においてオペレーショナル・リスク管理を体系的・包括的に理解したい方
詳細 第1章 金融機関のオペレーショナル・リスク管理概要
1.オペレーショナル・リスク管理概要
(1)オペレーショナル・リスク概要
(2)オペレーショナル・リスク管理体制
(3)サブカテゴリーの設定

2.オペレーショナルリスク管理の動向
(1)3つの防衛線と3ラインモデル
(2)近年のオペレーショナルリスク管理の動向(オペレーショナル・レジリエンス、サードパーティリスク管理など)

3.オペレーショナル管理施策
(1)RCSA
(2)KRI
(3)オペレーショナルリスク事象報告

第2章 バーゼルIII最終化によるオペレーショナル・リスク新規制
1.オペレーショナルリスク標準的手法概要
(1)新手法の概要
(2)事業規模要素(BIC)
(3)内部損失乗数(ILM)
(4)告示・告示QA概要

2.標準的手法の論点
(1)内部損失データ収集
(2)心理的安全性

3.事例で学ぶ内部損失データ収集

―質疑応答―
お問合わせ 株式会社セミナーインフォ  セミナー運営事務局
TEL : 03-3239-6544   FAX : 03-3239-6545   E-mail : customer@seminar-info.jp