【リバイバル配信】経済価値ベース規制の導入に向けて

~経営・実務対応における重要論点と今後のあるべき姿に向けて~
受講区分 オンライン
開催日時 2022-09-08(木) 13:00~13:00
講師 キャピタスコンサルティング株式会社
代表取締役
森本 祐司 氏

(もりもと ゆうじ)
経歴:東京海上火災保険にてALM、リスク管理等の業務に従事 1998年には日本銀行金融研究所において金融工学関連の研究を行う その後複数の外資系投資銀行を経て、2007年1月にキャピタスコンサルティングを設立 保険会社や銀行のリスク管理に関するアドバイス業務に長年従事 東京大学大学院経済学研究科非常勤講師 東京工業大学理学院数学コース非常勤講師  日本保険・年金リスク学会(JARIP)副会長 東京リスクマネジャー懇談会(TRMA)共同代表
資格:日本アクチュアリー会準会員、日本証券アナリスト協会検定会員
書籍:「経済価値ベースの保険ERMの本質」「ゼロから分かる金融リスク管理」「【全体最適】の保険ALM」など

概要 ※本セミナーは2022/8/29に開催・収録したセミナーのリバイバル配信です。

2022年6月に金融庁から、「経済価値ベースのソルベンシー規制等に関する基本的な内容の暫定決定について」と題するペーパーが公表され、2025年からの経済価値ベース規制導入がいよいよ現実味を帯びてきました。このペーパー公表の目的は、新規制導入への準備(特にシステム投資等)を促進することにあり、そのために第1の柱が中心的な内容になっています。しかしながらこの規制が保険会社にとっても有用であるものとするためには、「3つの柱」すべてが正しく機能することが重要です。そのためにも「第1の柱」の内容や、計算上の細かい部分に振り回されることなく、経済価値ベースの本質を正しく理解するということが、規制側にも保険会社側にも求められます。
本講義では、今回の暫定決定について俯瞰するとともに、経済価値ベースの考え方を改めて見つめなおし、それがなぜ有用なのかということについて改めて考えます。そのうえで、保険会社が目指すべき経済価値経営の在り方、さらには実務対応上の論点等について検討していきます。

【本セミナーで得られること】
・経済価値ベース保険規制に関する知識と理解
・経済価値ベースを活用した目指すべき経営・実務の方向性

【推奨対象】
保険会社のリスク管理、企画、商品、運用、監査部門の責任者・実務担当者
詳細 1.経済価値ベース規制の検討状況とその課題
(1)経済価値ベース規制のこれまでの検討状況
(2)「暫定決定」の内容について
(3)今後の方向性についての考察

2.経済価値ベースの考え方を再考する
(1)「価値を考える」とは何か
(2)保険会社における経済価値の有用性
(3)現行会計との対比

3.保険会社の目指すべき経済価値経営とは
(1)経済価値ベースでのRAFの構築
(2)PDCAサイクルとKPI
(3)経済価値文化の醸成

4.実務対応上の論点と考え方
(1)現行会計との関係をどう捉えるか
(2)「ロック・イン思考」からの脱却
(3)「第1の柱」と上手く付き合うには
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