サードパーティリスク管理からみるEmbedded Finance

受講区分 オンライン
開催日時 2022-05-18(水) 13:30~16:30
講師 有限責任監査法人トーマツ
リスクアドバイザリー事業本部
フィナンシャルサービシーズ
FSIリスクアドバイザリー
田宮 秀樹 氏 シニアマネジャー

(たみや ひでき)
経歴:政府系金融機関勤務後、大手監査法人を経て監査法人トーマツ入社。金融機関のリスク管理高度化に対するアドバイス及び内部監査支援を実施。外部委託先管理は、大手保険会社、大手クレジットカード会社、電子債権記録機関、地方銀行等に態勢構築支援を経験。
資格:公認内部監査人(CIA)、公認情報システム監査人(CISA)、システム監査技術者、公認情報セキュリティマネージャー(CISM)、内部統制評価指導士(CCSA)
書籍:「個人情報保護法改正が外部委託先管理に与える影響」(Financial Regulation 2014冬号) 「リスク管理は新領域へ」(金融財政事情2018年9月) 「非財務リスク管理の実務第4章サードパーティリスク」(きんざい)

概要 近年エンベデッドファイナンス(Embedded Finance)という言葉が聞かれます。金融機関では類似の取組みには外部委託先管理として情報漏洩事故や品質面での不備などのリスク管理を中心に管理する枠組みがありました。一方、エンベデッドファイナンスは自身がサービスを受託する立場にあり、既存の委託先管理での対応ではカバーできない点も多くあります。また、オペレーショナル・レジリエンス(強靭化)の視点からも、管理のありかたを再検討する傾向にあります。
本セミナーではサードパーティを「業務上の関係や契約を有する組織かつ自社サービスを提供するのに必要な先」と定義します。前半ではエンベデッドファイナンスの最近の動向や委託先管理との類似点、相違点を明確にします。後半では、管理基盤の構築、社内外の情報を利用したモニタリング手法や戦略リスクの観点からの見直しの観点についてご紹介します。
最新の情報を解説するため一部当日の内容と異なる点につきましては予めご了承ください。

【推奨対象】
金融機関の外部委託先管理部門、事務リスク管理部門、責任者・実務担当者、初級~中級レベル
詳細 1.エンベデッドファイナンスとは
(1)エンベデッドファイナンスの定義
(2)エンベデッドファイナンスのリスク領域
(3)エンベデッドファイナンスの管理範囲
(4)エンベデッドファイナンスの最近の動向

2.エンベデッドファイナンス管理のフレームワーク
(1)エンベデッドファイナンス管理のフレームワーク
(2)外部委託先管理の類似点と相違点
(3)オペレーショナル・レジリエンス(強靭化)とエンデベッドファイナンスの関係
(4)エンベデッドファイナンスリスクの把握に必要な要素

3.エンベデッドファイナンス管理基盤の構築 ~リスクの可視化と調査準備への展開~
(1)エンベデッドファイナンスと業務リスクの関係
(2)サービス全体から見たエンベデッドファイナンスの把握
(3)エンベデッドファイナンスの固有リスク評価
(4)リスク評価に基づく予備調査の観点

4.エンデベッドファイナンスリスクのモニタリング
  ~情報を活用したモニタリングとサービスの見直し~
(1)リスクの可視化と外部情報を含めた情報の一元管理
(2)自己評価・点検結果からの残余リスクの把握
(3)残余リスクの管理と業務フローを活用したリスクモニタリング
(4)戦略リスクの観点からの定期的なサービス見直し

5.質疑応答
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