金融機関におけるアジャイル導入成功への道筋

受講区分 会場
オンライン
開催日時 2022-03-09(水) 14:00~16:30
講師 株式会社セブン銀行
滝沢 卓 氏・紙中 加代子 氏
PwCあらた有限責任監査法人
宮村 和谷 氏・伊藤 英毅 氏

【滝沢 卓 氏】
株式会社セブン銀行 執行役員 デジタルバンキング部長
経歴 : メガバンク、ネット銀行を経て2019年セブン銀行入社、システム部副部長。現在同社のバンキング事業を支えるシステムを所管するデジタルバンキング部長。



【紙中 加代子 氏】
株式会社セブン銀行 デジタルバンキング部 プロダクト開発グループ長
経歴 : 銀行系SI会社を経て2007年セブン銀行入社。2019年デジタルバンキング部DX推進グループ長、米国シリコンバレー駐在を経て、2021年同部プロダクト開発グループ長。






【宮村 和谷 氏】
PwCあらた有限責任監査法人 パートナー
経歴 : 2000年よりPwCにて、変革やITのガバナンス、ビジネスレジリエンスに関する経営課題対応支援を幅広いセクターの企業に対して実施。近年は企業価値の維持・向上に向けたDX推進とガバナンス、ビジネスレジリエンス強化に関するプラクティスをリードしている。METI DX推進指標検討委員、DXの加速に向けた研究会ワーキンググループ委員、AI社会実装アーキテクチャー検討会委員等を歴任。





【伊藤 英毅 氏】
PwCあらた有限責任監査法人 シニアマネージャー
経歴 : システムインテグレータ、コンサルティング会社を経てPwCへ参画。近年は新規金融会社立ち上げのためのリスク管理態勢構築支援、デジタルビジネス推進のためのガバナンス態勢構築支援、アジャイル開発の管理・ガバナンス態勢構築支援に従事している。

開催地 カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内)
概要 【第一部】セブン銀行における内製・アジャイル開発の取り組み
~プロダクトをグロースさせる5年間の軌跡~(滝沢 卓 氏・紙中 加代子 氏)

セブン銀行は昨年、”お客さまの「あったらいいな」を超えて、日常の未来を生みだし続ける”というパーパスを制定し、従来の常識に捉われない新サービスをいち早くお客さまに届けることを目指しています。その実現のための手段として、いちはやくシステム開発の内製化・アジャイル開発の手法を取り入れ、推進してきまいりました。当初はスモールスタートであったものの、2020年には公式アプリを内製によるアジャイル開発でローンチするなど、体制を拡充してきています。
約5年にわたる取り組みを通して、歴史のある事業会社において内製化・アジャイル開発を成功させていくためにはどうすればいいのか、セブン銀行の考える課題と解決の方策、気づきについてご紹介いたします。

【第二部】金融機関におけるアジャイル開発導入のリスクと成功へのポイント
(宮村 和谷 氏・伊藤 英毅 氏)

現在、アジャイル開発はデジタル化による業務の効率化・高度化や新規事業・サービスの創出において、利用者からのフィードバックによる迅速、かつ継続的なサービスの改善や高度化に必要不可欠なアプローチとなっています。特に、海外のデジタル化先進企業においては、アジャイル開発によるビジネスパフォーマンスの向上を実現しています。
一方で、アジャイル開発固有のリスクに関する理解不足や、従来のウォータフォール型の開発に基づいた管理方法により、アジャイル手法の効果を阻害しているケースが見られます。
本講演では、アジャイル開発の特性を踏まえたリスク対応について、管理・ガバナンスの観点や、DevOps環境のコンプライアンス対応に関する技術的な観点など事例からのポイントを含めて議論いたします。


【推奨対象】
金融機関のITシステム部門、デジタル部門、企画部門/システム会社にお勤めの方
詳細 14:00~14:50
【第一部】セブン銀行における内製・アジャイル開発の取り組み
~プロダクトをグロースさせる5年間の軌跡~(滝沢 卓 氏・紙中 加代子 氏)

1.はじめに
(1)なぜ内製、アジャイルなのか?
(2)成功に向けての気づき ~セブン銀行における事例~

2.内製化・アジャイル開発 取り組みのステップ
(1)準備から本格実践まで
(2)組織・体制

3.課題と解決への道のり
(1)ウォータフォールとアジャイルのハイブリッド開発
(2)アウトカムにつなげるために

4.質疑応答

―休憩(10分)―

15:00~16:30
【第二部】金融機関におけるアジャイル開発導入のリスクと成功へのポイント
(宮村 和谷 氏・伊藤 英毅 氏)

1.DX推進におけるアジャイル開発の必要性

2.アジャイル開発の課題・リスク

3.アジャイル開発に必要なガバナンス

4.DevOps環境のコンプライアンス対応

5.アジャイル取組強化に向けて

6.質疑応答
お問合わせ 株式会社セミナーインフォ  セミナー運営事務局
TEL : 03-3239-6544   FAX : 03-3239-6545   E-mail : customer@seminar-info.jp