金融グループにおける顧客情報管理・利益相反管理のあり方

~銀証ファイアーウォール規制を中心に個人情報保護法等の近時の改正事項を踏まえ解説~
受講区分 会場
オンライン
開催日時 2022-02-04(金) 13:30~16:30
講師 森・濱田松本法律事務所
弁護士
白根 央 氏

経歴:2010年弁護士登録、森・濱田松本法律事務所入所。2018年7月より金融庁監督局銀行第一課、2019年7月より同証券課にて勤務(銀行第二課、協同組織金融室及び健全性基準室を兼務)。2021年7月に同事務所復帰。金融規制・コンプライアンス業務に従事。
書籍:「コンプライアンスのための金融取引ルールブック[2020年版]」(共著・銀行研修社)、「FinTechの法律」(日経BP社)ほか多数。

開催地 カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内)
概要 金融庁が2021年6月に公表した「市場制度ワーキング・グループ」第二次報告では、銀証ファイアーウォール規制の見直しが提言され、関連する内閣府令や監督指針の改正案の公表が見込まれます。同規制の見直しでは、主に銀行・証券会社グループ内での情報授受規制が緩和される一方で、情報管理態勢や利益相反管理態勢、優越的地位の濫用の防止といった弊害防止措置の見直しがあわせて行われる見通しです。また、個人顧客の情報授受については、2021年4月施行の改正個人情報保護法にも留意が必要となります。
本セミナーでは、昨事務年度末まで金融庁監督局において金融機関や金融商品取引業者の監督業務に従事した弁護士が、これらの改正動向を中心に、金融グループにおける情報管理・利益相反管理のあり方について解説します。

【推奨対象】
銀行・証券会社等にてコンプライアンス業務等に従事されている方
詳細 1.銀証ファイアーウォール規制の概要
(1)銀証ファイアーウォール規制とは
(2)制度の変遷
(3)市場制度ワーキング・グループにおける議論
(4)改正概要

2.情報授受規制の見直し
(1)外国法人顧客
(2)国内法人顧客(上場会社グループ)
(3)国内法人顧客(中小事業者)
(4)個人顧客

3.顧客情報管理態勢のあり方
(1)“Need to know”原則に基づく情報管理
(2)法人関係情報の管理態勢(チャイニーズウォールの構築)
(3)グループベースでの情報管理態勢
(4)個人顧客の情報管理(改正個人情報保護法への対応)

4.利益相反管理態勢、優越的地位の濫用の防止
(1)利益相反管理を要する取引類型
(2)グローバルベースでの管理態勢の構築
(3)利益相反の解消措置
(4)優越的地位の濫用防止

5.まとめ
(1)改正スケジュール
(2)今後の見通し

6.質疑応答

◆企画担当(伊勢)からのポイント◆
・ 作事務年度末まで金融庁監督局証券課に勤務していた講師が銀証ファイアーウォール規制の改正動向を徹底解説
・ 金融グループにおける情報管理・利益相反管理のあり方についても分析
お問合わせ 株式会社セミナーインフォ  セミナー運営事務局
TEL : 03-3239-6544   FAX : 03-3239-6545   E-mail : customer@seminar-info.jp