金融機関のコンダクトリスク管理

~予防的管理から能動的ESG貢献へ~
受講区分 オンライン
開催日時 2021-12-13(月) 13:30~16:30
講師 有限責任監査法人トーマツ
リスクアドバイザリー事業本部
リスク管理戦略センター
マネージングディレクター
勝藤 史郎 氏

経歴 : 1987年三菱銀行(現三菱UFJ銀行)入行、経済調査室ニューヨーク駐在チーフエコノミスト、リスク統括部副部長を経て、2017年より現職。マクロ経済分析、金融規制、統合的リスク管理、コンダクトリスク等にかかるアドバイザリー業務に従事。
書籍 : 「電子コマーシャルペーパーのすべて」(東洋経済)共著
「9つのカテゴリーで読み解くグローバル金融規制」(中央経済社)共著
「非財務リスク管理の実務」(金融財政事情研究会)共著

概要 COVID-19により金融機関の社会的使命の重要性がますます強く意識されています。またESG(環境・社会・ガバナンス)分野での金融機関への期待が急速に高まっています。
一方でミスコンダクト事案、システム運営に係る顧客本位の業務運営の欠如も指摘されています。デジタルトランスフォーメーションに伴い新たなコンダクトリスクも顕在化の可能性があります。
本セミナーでは、コンダクトリスクの概念、コンダクトリスクの更なる高度化の枠組みについて解説し、さらにCOVID-19の経験やESG推進の観点から金融機関に期待される社会的使命とそれに対する取組みについてご紹介します。

【推奨対象】
金融機関のリスク管理、コンプライアンス、経営企画部署のマネジメントクラスの方、
コンプライアンス態勢強化、ESG対応のリード役の方
詳細 1.コンダクトリスクとリスクカルチャーの定義とスコープ
(1)コンダクトリスクの定義
(2)コンダクトリスクのスコープ
(3)ステークホルダー別コンダクト事象の整理
(4)リスクカルチャーの定義

2.コンダクトリスク管理の高度化とリスクカルチャー醸成
(1)重要コンダクトリスク事象とKRI
(2)人材育成・教育・報酬・評価制度
(3)テクノロジーの活用
(4)リスクカルチャーの醸成
(5)管理高度化へのアプローチ

3.金融機関の社会的使命再認識
(1)COVID-19の教訓
(2)気候変動と環境問題
(3)金融機関の「ソーシャル・ライセンス」

4.「社会」への貢献に向けて
(1)社会インフラとしての金融機関
(2)ビジネスと人権
(3)環境タクソノミーと社会タクソノミー
(4)各国規制、金融機関の取り組み例

5.質疑応答

◆企画担当(伊勢)からのポイント◆
・ 弊社人気講師がコンダクトリスクの概念からコンダクトリスクの更なる高度化の枠組みについて解説
・ COVID-19やESG推進の観点から金融機関に求められる実務対応について事例を含めて紹介
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