船舶ファイナンスの実務

~想定される法的リスクとその留意点~
受講区分 会場
オンライン
開催日時 2021-12-08(水) 13:30~16:30
講師 PwC弁護士法人
パートナー弁護士
神鳥 智宏 氏

1999年東京大学法学部卒業 2009年カリフォルニア大学バークレー校ロースクール卒業(LL.M.) 2002年弁護士登録(第一東京弁護士会)
国内外を問わず金融取引全般を広く手掛け、特に船舶ファイナンス取引については案件組成のみならず、リーマン・ショック後のリストラクチャリングについても豊富な経験を有する。金融機関のインハウスとして勤務し金融規制対応の経験も有する。

開催地 カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内)
概要 船舶ファイナンス取引は伝統的なアセット・ファイナンス取引の一つであり多くの前例がある。しかし、ストラクチャーそのものが複雑であったり、実務上、船舶特有の留意事項に加え、パナマやシンガポールをはじめとする海外の法律事務所との協働が必要となる案件も多い。また近年では、プロジェクト関係者の経済的な破綻等によりリストラクチャリングが必要となる案件も出てきている。
本セミナーでは、船舶ファイナンス取引の基本的な事項について、典型的なストラクチャーをもとに説明したうえ、各契約及び担保設定に関して、レンダーや投資家の立場から検討するべきリスク要因を指摘しつつ、対応方法につき解説します。

【推奨対象】
金融機関の船舶ファイナンス実務担当者、審査・リスク管理担当者、船舶ファイナンスに関心のある方等
詳細 1.船舶ファイナンスの概要
(1)船舶ファイナンスの必要性とその特徴
(2)船舶ファイナンスのリスク
(3)典型的なストラクチャー

2.船舶ファイナンス
(1)新造船に対するファイナンスと中古船に対するファイナンス
(2)船舶売買契約
(3)金銭消費貸借契約
 (a)ローン条件とリスク対応
 (b)シンジケートローンの留意点 など
(4)船舶抵当権設定契約
 (a)船籍による違い
 (b)Quiet Enjoyment letter
(5)傭船料譲渡担保契約
 (a)裸傭船契約
 (b)定期傭船契約
(6)保険金譲渡担保契約
 (a)保険の種類
 (b)対抗要件
(7)社員持分/株式質権設定契約
(8)親会社保証

3.竣工前の船舶に対するファイナンス
(1)ファイナンスの必要性~造船契約の特徴と留意点
(2)発注者に融資する貸付人に提供される担保
 (a)造船契約上の発注者の地位の譲渡担保
 (b)建造中の船舶に対する抵当権
 (c)社員持分/株式質権設定契約
 (d)親会社保証
(3)造船会社  Refund guarantee

4.質疑応答

◆企画担当(柳井)からのポイント◆
・ 船舶ファイナンスにおける最新の動向や想定されるリスクについて3時間で解説
・ COVID-19による実務上の影響と法的留意点や対応について言及
お問合わせ 株式会社セミナーインフォ  セミナー運営事務局
TEL : 03-3239-6544   FAX : 03-3239-6545   E-mail : customer@seminar-info.jp