金融機関の保険窓販実務に関するコンプライアンス

受講区分 会場
オンライン
開催日時 2021-11-29(月) 13:30~16:30
講師 弁護士法人中央総合法律事務所
代表社員弁護士 パートナー
東京事務所 副所長
錦野 裕宗 氏

経歴: 2005年4月~2007年5月金融庁監督局保険課勤務 2012年6月~2013年6月金融庁金融審議会「保険商品・サービスの提供等の在り方に関するワーキング・グループ」専門委員 2017年7月~2018年3月国土交通省「住宅瑕疵保険制度のセーフティネットに関する検討会」委員 2018年7月~2019年10月国土交通省「制度施行10年経過を見据えた住宅瑕疵担保履行制度に関する検討会」委員 保険業法、銀行法、金融商品取引法等、金融関連業法に係るリーガル・サービスを提供
書籍:「銀行等代理店のための改正保険業法ハンドブック」共著(ビジネス教育出版社、2016年)、「三訂版 保険業法の読み方 :実務上の主要論点 一問一答」共著(保険毎日新聞社、2017年)等

開催地 カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内)
概要 金融機関における保険商品の販売勧誘には、銀行窓販規制が上乗せ適用される。金融機関の保険窓販実務は、勿論、この銀行窓販規制の枠内で行うことが絶対条件なのだが、その規制内容は、極めて特殊複雑である。正しい知識を押さえ、その遵守を効率的合理的に行うことは、金融機関実務において、営業面からもコンプライアンス面からも、必須かつ重要な課題である。まずは、この銀行窓販規制に関し、その内容と実務対応上の留意点について解説する。
また、金融機関が保険窓販を行っていくうえで、不祥事や、顧客からの苦情・トラブルが発生することは、どうしても避けては通れない。その発生の際、金融機関には迅速かつ適切な判断と行動が求められるが、その対応を誤れば致命傷に繋がることにもなる。その処方箋について、具体例を交えつつ、説明する。
加えて、本年前半に行われたFD原則の改訂、監督指針改正(適合性原則の内容の明確化等)についてもフォローしたい。
保険窓販に関し、金融機関等から寄せられる照会等に多くの法的アドバイスを行ってきた講師が、その経験等も活かしつつ、実践的な講演とすることを目指したい。

【推奨対象】
銀行、保険会社のリスクコンプライアンス部門、代理店関連部門、内部監査部門
詳細 1.銀行窓販規制等への対応実務
(1)非公開情報保護措置
(2)融資先募集規制
(3)タイミング規制
(4)融資担当者分離措置
(5)地域金融機関特例・協同組織金融機関特例
(6)特定関係者の「知りながら」規制
(7)預金との誤認防止措置
(8)保険料の割引・割戻し、特別の利益の提供の禁止

2.金融機関の保険窓販に関する不祥事対応の実務
(1)不祥事件とは
(2)不祥事発生時の具体的対応(金融機関代理店における実務対応のポイント)

3.金融機関の保険窓販に関する苦情・トラブルの防止と対応
(1)外貨建て保険等におけるトラブルの典型事例
(2)金融ADR手続き等への実践的対応

4.FD原則の改訂と監督指針の改正等
(1)「顧客本位の業務運営に関する原則」の改訂
(2)「保険会社向けの総合的な監督指針」の改正(適合性原則の内容の明確化等)
(3)コンプライアンスと「コンダクト・リスク」

5.質疑応答

◆企画担当(伊勢)からのポイント◆
・金融庁金融審議会 専門委員を務めたことのある講師が、銀行窓販規制の概要と実務対応上の留意点について丁寧に解説
・FD原則の改訂、監督指針改正(適合性原則の内容の明確化等)についてもフォロー
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