金融機関におけるAI審査モデルの展望と可能性

~りそな銀行の活用事例を含めて~
受講区分 会場
オンライン
開催日時 2021-10-27(水) 9:30~12:30
講師 EY新日本有限責任監査法人
神崎 有吾 氏 アソシエートパートナー
株式会社りそな銀行
リスク統括部 
井實 康幸 氏 アドバイザー

【神崎 有吾 氏】
経歴:格付投資情報センター・金融工学研究所を経て、大手監査法人に入所。審査モデル構築や信用リスクのコンサルティングや会計監査に従事。2009年~2011年、金融庁監督局総務課バーゼルII推進室に出向。現在が統合的リスク管理(ERM)の整備・高度化支援、各リスクの計量化・モデル構築支援、内部監査サポート、国内外の規制遵守に係るアドバイザリーを提供。

【井實 康幸 氏】
シニア・データサイエンティスト
経歴:2007年りそな銀行入社。営業店での法人融資・法人営業経験を経て、2009年からりそなホールディングス信用リスク統括部にて、バーゼルII業務(パラメータ推計や信用格付モデルなど)に従事。2013年から現職にて、オンラインレンディングの審査モデル構築や粉飾検知モデル構築など、信用リスク評価モデル開発業務を担当。

開催地 カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内)
概要 金融業界においてAIに対する関心の高まりや実際の取り組みが急速に広がっており、審査モデルの世界においても、AIの利活用が拡大しています。AIは予測力が高く、便利な技術ですが、利用方法を間違えば、大きなリスクを伴っていることも事実です。特に、新型コロナ(COVID-19)の影響で、外部環境が激変する状況下、AIを十分に理解し、使いこなすことが、今まで以上に求められています。
本講演では、銀行業務、アドバイザリー・当局等の目線から、AI審査モデルの活用について、丁寧な解説を行う予定です。AI(主に、機械学習)について、説明を行いますが、数学的な解説は最小限とし、実務的な立場から、エピソードを踏まえつつ、皆様の理解を深めていただくことを目的としています。

【推奨対象】
金融機関のリスク管理部門、内部監査部門、財務部門、ITベンダー、AIを活用した審査について学びたい方など
詳細 1.審査モデルで用いられるデータと統計技術 <神崎>
(1)AIの考え方(伝統的なモデルとの違い)
(2)AIを利用するメリット・デメリット
(3)AIを効果的に利用するための工夫

2.審査モデル構築・検証の実務 <神崎>
(1)AI審査モデルの検証・モニタリング
(2)AI審査モデルが有効な場面と、有効ではない場面の区別
(3)新型コロナ(COVID-19)のAI審査モデルへの影響
(4)モデルガバナンスにかかるバーゼル規制・当局動向

3.りそな銀行におけるAI審査モデルの活用事例 <井實>
(1)金融機関を取り巻く環境変化
(2)活用事例1:オンラインレンディングAI審査モデル
(3)活用事例2:粉飾検知モデル
(4)金融実務におけるAI審査モデル活用の課題と今後

4.質疑応答

◆企画担当(柳井)からのおすすめポイント◆
・ 前半は信用リスクに関する業務に長年従事してきた講師がAI導入についてご解説
・ 後半はりそな銀行にて信用リスク管理業務(オンラインレンディング・粉飾検知モデル構築)に携わる講師が事例を用いてご紹介!
お問合わせ 株式会社セミナーインフォ  セミナー運営事務局
TEL : 03-3239-6544   FAX : 03-3239-6545   E-mail : customer@seminar-info.jp