金融機関におけるALMの基本概念と実務演習

~これからALMに携わる方へ・基礎から応用例について~
受講区分 会場
オンライン
開催日時 2021-08-27(金) 13:30~16:30
講師 RGAリインシュアランスカンパニー 日本支店
副会長 チーフ ストラテジー オフィサー
日本アクチュアリー会正会員
飯沼 邦彦 氏

1991年慶應義塾大学理工学部数理科学科卒、一橋大学大学院国際企業戦略研究科(ファイナンス修士)修了、総合研究大学院大学(統計数理研究所)複合科学研究科統計科学専攻博士課程単位修了。日本アクチュアリー会正会員。都市銀行、外資系生損保および再保険、外資系証券会社にて、リスク管理、ALM、金融保険商品開発等の数理業務および経営企画業務に従事。2015年SBI生命株式会社 代表取締役社長、SBIインシュランスホールディング株式会社 取締役副会長を経てRGA入社、現在に至る。法政大学講師、SBI大学院客員教授、また社外講演多数。

開催地 カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内)
概要 ALMをこれから学ばれる方、また、ALM部門やリスク管理部門に配置される予定の方々を対象に、ALMの基本的な概念を学びます。金融機関のALMでは、特に金利リスクの管理が最重要といっても過言ではないことから、そのデュレーション・マッチングにポイントを置きます。簡易的な実例から、受講者の方々にエクセルを用いて計算し、負債側のキャッシュフローの立て方といった根本的なところから、体験化していただきます。
次に、株式等のリスク資産に対しては、CVaRやデリバティブスの効用といった重要概念も極力、わかりやすさに主眼をあて説明いたします。特に必要となるVaRの計算についてはエクセルで計算していただきます。資産側の統合管理として、有効フロンティアについても解説いたします。また、最後に一実務例を用いて、これらの概念、ツールを応用した統合的なリスク手法について、リスク管理のモデリングの姿について考察したいと思います。
本公演の参加により、ALMの「感覚」を得られることを目標といたします。
詳細 1.ALMとは
(1)歴史的経緯
(2)カバーする範囲
(3)目的

2.金利リスク管理
(1)デュレーションとは
(2)負債のキャッシュフローとデュレーション計算
(3)実習
(4)資産(債券)のデュレーション計算
(5)実習
(6)スワップ、預金のデュレーションについて

3.リスク資産管理
(1)VaR、CVaRとは
(2)実習
(3)デリバティブスの効用
(4)資産統合管理~有効フロンティアの計算

4.ALMの応用例と未来像
(1)実務応用例
(2)未来像について

5.質疑応答

※ 講義中の録音、ビデオ・写真撮影はご遠慮ください。
お問合わせ 株式会社セミナーインフォ  セミナー運営事務局
TEL : 03-3239-6544   FAX : 03-3239-6545   E-mail : customer@seminar-info.jp