本格化するデジタルテクノロジーを活用したイノベーションへの対応

~ブロックチェーンとオープンAPIセキュリティについて~
受講区分 会場
開催日時 2018-03-16(金) 13:30~16:30
講師 日本電気株式会社
事業イノベーション戦略本部
FinTech事業開発室 室長
岩田 太地 氏

NEC FinTech事業開発室長、兼、NECと三井住友銀行のFinTechジョイントベンチャーであるbrees corporation取締役 グローバルでのブロックチェーン・オープンソースプロジェクトであるHyperledgerのGoverning Boardメンバーも務める 2016年10月から17年6月に開催されたFISC「金融機関におけるFinTechに関する有識者検討会」委員 フィンテックシンポジウム・FinSumや、RegTechに関するシンポジウムRegSum、サイバーセキュリティコンファレンス・Cyber3等で講演

開催地 カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内)
概要 デジタルトランスフォーメーションが本格化してきた中で、企業ビジネスにおいてデジタルテクノジーがどのような役割をはたしてきたを振り返り、これまでと何が違うのか、今度どう向かえばいいのか、視点概観を整理する。とらえるべき変化で重要な視点の一つはデジタルテクノジーでエンパワメントされた個人や小規模組織がイノベーションの主体になりつつあることであり、本セミナーではイノベーションの主体が分散化されていく中で重要なブロックチェーンとオープンAPIに関するセキュリティについて説明する。ブロックチェーンについては、構成技術を理解した上で可能性と課題を議論することが必要である。金融機関の取組みがさしせまっているオープンAPIについてはセキュリティの考え方と関連するグローバル動向について整理する。最後に、今後も進展を続けるデジタルテクノジーを活用しイノベーションを興すために必要と言われている視点を紹介する。
詳細 1.デジタルテクノジーの役割変化
(1)政府が提唱するSociety 5.0
(2)銀行システムの変遷とデジタルテクノジーの役割の変化
(3)集中から分散へ-主体の変化

2.ブロックチェーンの技術
(1)構成技術-データ構造(ハッシュ、電子署名)、分散、合意形成プロトコル
(2)ブロックチェーンに対する誤解と論点(プライバシー、ガバナンス)
(3)業界動向 –Ethereum,Hyperledger,Ripple,R3(Corda)、等

3.ブロックチェーンの応用
(1)ユースケース
(2)スマートコントラクト
(3)RegTechへの応用の可能性

4.オープンAPIに関わるセキュリティ
(1)APIとは(基礎)
(2)EUにおけるPSD2
(3)オープンAPIに関わるセキュリティのとらえ方
(4)Authentication(認証)-グローバルで標準化が進むオンライン認証 FIDO
(5)Authorization(認可)-グローバル動向としてのOpenID
(6)Identification(本人確認)-議論が開始されたKYCに対する新しい取り組み

5.デジタルテクノジーの進展と求められるイノベーションへの向き合い方
(1)Exponential-技術の指数関数的成長
(2)Empathy Based Innovation-共感を軸としたサービス構想

6.質疑応答 ※ 録音、ビデオ・写真撮影、PCの使用等はご遠慮ください
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