リアルオプション・アプローチ

～不動産の評価を例として～
受講区分 会場
開催日時 2001-06-25（月）　13:30～16:30
講師 明海大学　教授
工学博士（東京大学）　　　　
川口　有一郎　氏

詳細 DCF法を用いて企業価値や不動産価値を評価することがわが国のビジネス実務でも浸透してきた。また、DCF法の欠点を補完する方法としてリアルオプションアプローチが大きな注目を集めている。このセミナーでは、まずDCF法の基礎について復習する。例えば、キャッシュフローのリスク分析の結果を企業価値や不動産価格にどのように反映すればいいのか？あるいは、リスク済調整割引率をどのように設定すればいいのか？といった点について整理する。次に、DCF法の限界とリアルオプションアプローチの必要性について解説し、リアルオプション評価の具体的な方法について計算例を用いて説明する。

講義詳細
１．DCF法の基礎（復習）
（１）投資のリスクとリターン
（２）資本コスト
（３）投資価値の計算

２．ダイナミックDCF法
（１）キャッシュフローの不確実性
（２）モンテカルロ法による評価
（３）新しい割引率の設定方法（リスク中立確率評価法）

３．リアルオプション・アプローチ
（１）DCF法の限界
（２）リアルオプション・プランニングとは？
（３）リアルオプション評価法とは？
（４）リアルオプションは実際に存在するか？

４．リアルオプション評価法
（１）リスクの分類とその扱い方
（２）リアルオプション評価モデル
（３）簡単な計算例

５．質 疑 応 答

※ 録音・ビデオ撮影等はご遠慮下さい
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