<日米両弁護士が詳細解説>基礎から学ぶ英文契約書の実務

受講区分 会場
オンライン
開催日時 2025-07-25(金) 13:30~16:30
講師 弁護士法人三宅法律事務所
小野 祐司 氏 弁護士(日本・ニューヨーク州)
鍬田 ニコラス 氏 弁護士(カリフォルニア州)

【小野 祐司 氏】
経歴:1996年弁護士登録(ニューヨーク州)・2009年弁護士登録(日本)。元三菱UFJ信託銀行・法務部長。前日本マスタートラスト信託銀行・業務管理部長。2025年三宅法律事務所に参画。2023年バンクガード株式会社・社外監査役。2024年株式会社ワコム・社外取締役(監査等委員)2024年株式会社sizebook・社外監査役。2024年フェムトパートナーズ株式会社・コンプライアンス顧問。2025年TECRA株式会社・社外監査役。
金融関連業務の経験が長く、各種金融法務・実務に精通している。 特に強みを有する分野は、資産運用(投資信託、ファンド投資を含む)、資産管理、IPO・株主総会対応、不動産、資産流動化、M&A、融資、相続、労務関連法務、国際法務(海外M&A、海外ファンド投資、海外資産管理、海外融資を含む)。企業勤務時代は、法務以外にも、コンプライアンス、リスク管理、経営企画、人事、国際業務といった様々な業務を経験。企業での長年の勤務経験を活かし、日々の業務や新商品開発等における法律問題はもちろんのこと、コンプライアンス態勢・リスク管理態勢の構築といったビジネスに関する様々な課題についてもアドバイスを行っている。 
書籍:「信託の法務と実務【7訂版】」(共著、金融財政事情研究会、2022年)


【鍬田 ニコラス 氏】
経歴:2008 Admitted to California State Bar, Former U.S. immigration staff attorney, former employee of the County of Santa Clara and City of San Jose; joined Miyake and Partners in 2024 as part of the Cross Border Department boosting English skills of the firm's attorneys and providing review of English and English-translated documents.
Graduated University of Utah in 2004 and Willamette University School of Law in 2007. Nick has over 17 years of legal experience in the U.S. and U.S. government.
日本語訳:2008年弁護士登録(カリフォルニア州弁護士)。元アメリカ合衆国移民局スタッフ弁護士。元サンタクララ郡・サンノゼ市職員。2024年三宅法律事務所(クロスボーダー部門)参画。同事務所に所属する弁護士の英語スキル向上、英文契約書のレビュー等を行っている。2004年ユタ大学卒業。2007年ウィラメット大学法科大学院卒業。アメリカ合衆国(アメリカ合衆国政府を含む)において17年以上の法律経験を有している。

開催地 カンファレンスルーム(九段プラザビル2階)
概要 【本セミナーで得られること】
・英文契約書に関する基礎的な知識と理解
・英文契約書における実務対応と留意点

【推奨対象】
・英文契約書に携わる実務担当者、企業法務担当者、海外取引担当者
・初めて英文契約書を学ぶ方、もう一度英文契約書の知識を整理したい方

【概要】
昨今企業が活動する様々な場面で海外企業との取引が行われており、英文での契約書の締結を求められることが非常に多くなっています。
しかしながら、英文契約書を初めて見た人は、その独特な形式や特徴ある語彙等、日本語の契約書とは差異があるため、どのように取り扱ってよいのか戸惑いがあると思います。
本セミナーでは、企業内弁護士および外部弁護士として数多くの英文契約書を取り扱ってきた講師が、初めて英文契約書を学ぶ人・もう一度英文契約書の知識を整理したい人のために、英文契約書の基本構造、英文契約書でよく出てくる語彙・条項、実務でよく見かける類型の契約書について、そのポイントを分かりやすく解説します。
また、アメリカで長年活躍してきた米国弁護士が、英文契約書における実務上のポイントを解説します。

※本セミナーは小野弁護士が日本語で解説し、適宜鍬田弁護士と英語で対談しながら進めます。鍬田弁護士の発言は基本英語となりますが、小野弁護士が通訳します。
詳細 1.はじめに
(1)英文契約書の概要
(2)英文契約書の見方
(3)英文契約書と和文契約書の違い

2.英文契約書の基本構造
(1)表題
(2)頭書
(3)前文
(4)定義条項
(5)主要条項
(6)一般条項
(7)署名
(8)添付書面

3.英文契約書でよく出てくる語彙
(1)義務に関する語彙
(2)条件に関する語彙
(3)期間に関する語彙
(4)補償に関する語彙
(5)損害に関する語彙 等

4.英文契約書でよく出てくる条項-主要条項
(1)価格(Price)
(2)支払(Payment)
(3)期間(Term)
(4)解除(Termination)
(5)秘密保持(Confidentiality)
(6)知的財産権(Intellectual Property)
(7)不可抗力(Force Majeure) 等

5.英文契約書でよく出てくる条項- 一般条項
(1)譲渡制限(Assignment)
(2)完全合意(Entire Agreement)
(3)分離可能性(Severability)
(4)権利放棄(No Waiver)
(5)通知(Notice)
(6)言語(Language)
(7)見出し(Headings)
(8)準拠法(Governing Law)
(9)管轄(Jurisdiction) 等

6.守秘義務契約書(Non-Disclosure Agreement)の解説

7.業務委託契約書(Service Agreement)の解説

8.売買契約書(Sales Agreement)の解説

9.米国弁護士が語る英文契約書の実務
(1)英文契約書の作成
(2)英文契約書の交渉
(3)英文契約書の締結
(4)英文契約書における実務上の留意点

10.まとめ

11.質疑応答(15分間)
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