【長期配信】金融機関における情報管理・利益相反管理態勢の構築

~グループ連携強化に向けた対応とその課題~
受講区分 オンライン
開催日時 2024-09-05(木) 13:00~13:00
講師 森・濱田松本法律事務所
パートナー弁護士
白根 央 氏

経歴:2010年森・濱田松本法律事務所入所。18年7月より金融庁監督局銀行第一課、19年7月より同証券課にて勤務(銀行第二課、協同組織金融室及び健全性基準室を兼務)。21年7月に同事務所復帰。金融規制・コンプライアンス業務に従事。

資格:2010年弁護士登録(第二東京弁護士会所属)
書籍:『コンプライアンスのための金融取引ルールブック[2024年版]』(株式会社銀行研修社) 『管理者のためのコンプライアンス(改訂第14版)』(一般社団法人全国地方銀行協会) 『類型別 不正・不祥事への初動対応』(株式会社中央経済社) 等 ほか多数

概要 ※本セミナーは2024/9/4に開催・収録したセミナーの長期配信です。

金融機関においては、異業種の参入等の競争激化やデジタル技術の進展、国際競争力強化等を背景に、金融グループ内の連携強化が進められており、顧客情報の一元的な管理のニーズも高まっています。
こうしたビジネスのあり方の変化を踏まえ、2022年の銀証ファイアー・ウォール規制の改正や2024年の銀行代理業者に対するグループ内での情報授受規制の緩和等、規制のあり方も、情報の授受自体を制限する規制から、弊害の防止のための態勢整備の確保へと移行してきています。また、利益相反の適切な管理については、顧客本位の業務運営に関する原則の改訂など、プリンシプル・ベースでの対応も求められます。
他方で、近時は、ホールセール業務においては銀証ファイアー・ウォール規制の違反を、リテール業務においては銀証連携に関する内部管理態勢の不備等を理由にした行政処分等も行われており、グループ内での連携強化を進めていく上では、情報管理態勢・利益相反管理態勢の整備・高度化が不可欠です。
本セミナーでは、金融グループにおける情報管理・利益相反管理のあり方とその課題について解説します。

【本セミナーで得られること】
・金融規制法における情報授受規制・利益相反管理に関する基礎的な知識と理解
・グループ内での連携強化、情報管理の一元化のための実務対応

【推奨対象】
金融機関のリスク管理部門、法務・コンプライアンス部門、内部監査部門等の担当者
詳細 1.情報管理・利益相反管理に関する規制の概観
(1)銀証FW規制(銀証ファイアー・ウォール規制)、銀行代理業・保険募集・金融商品仲介業務に関する制限
(2)個人情報保護法
(3)利益相反管理態勢の整備義務、顧客本位の業務運営の原則

2.ホールセール業務におけるポイント
(1)法人関係情報、非公開情報管理のための態勢整備
(2)利益相反取引の類型化とその管理方法の検討等
(3)近時の行政処分・検査指摘事例等の概観

3.リテール業務におけるポイント
(1)顧客情報の共同利用のための方法
(2)顧客本位の業務運営の原則への対応
(3)近時の行政処分・検査指摘事例等の概観

4.近時の関連トピックの解説
(1)Need to Know原則
(2)顧客等の最善の利益・誠実公正義務
(3)プロダクト・ガバナンス(顧客本位の業務運営の原則の改正)


<2024/9/4開催時>

~参加業界~
生命保険、地方銀行、都市銀行、カード、ネット系銀行、その他銀行、第二地方銀行、リース、決済サービス、アセマネ、コンサルティング、損害保険、証券会社 等

~受講者の声~
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制度の整備背景を詳しく説明いただき、わからなかった部分もセミナーを受講し理解が進み、大変勉強になりました。

全体的な概要の理解が進み、具体的内容の説明をいただき体系的に学ぶことができたので良かったです。
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