金融機関の経営監査/企業文化(カルチャー)監査の高度化に向けた実務

~実践的な監査手法の解説と内部監査人が押さえておくべき2023事務年度金融行政方針のポイント~
受講区分 会場
オンライン
開催日時 2023-10-27(金) 9:30~11:00
講師 PwCあらた有限責任監査法人
シニアマネージャー
小林 康宏 氏

(こばやし やすひろ)
経歴:PwCあらた有限責任監査法人において、15年以上金融業に特化し、金融機関の内部統制の保証業務や財務諸表監査の他、SOX導入支援業務や内部監査のアドバイザリー業務に従事している。2018年より2年間、金融庁総合政策局に金融証券検査官として出向し、 大手金融機関や地域金融機関の内部監査の実態調査、海外G-SIFIsの内部監査部門その他内部監査の有識者から最新事例の収集し、「内部監査レポート」の2段階から4段階の内容について執筆する他、地方銀行のオンサイト検査に参加し、内部監査の他、1線及び2線、監査等委員会、取締役会を含めたガバナンス全般を担当。ガバナンスのみならず、営業店に対するヒアリング結果に基づいた経営理念や経営戦略の浸透に関する改善提案を実施。帰任後は、金融庁の経験を活かし、メガバンク、大手銀行、大手証券会社、大手信託銀行、大手保険会社の外部評価や内部監査高度化に従事
資格:公認会計士
書籍:「金融機関の規制対応と内部監査」(共著):中央経済社

開催地 カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内)
概要 2019年に金融庁が「金融機関における内部監査の高度化の現状と課題」公表してから、
内部監査高度化に加速がつき、4年が経過した現時点において、第三段階の「経営監査」の他、第四段階における実務が形成されている状況です。一方で、第二段階をクリアした金融機関では、「経営監査」を志向しつつも、その意義は理解できたが、具体的にどうやったら良いか分からないといった声をよく聞きます。そこで、本セミナーでは、そのような金融機関の内部監査部門担当者を対象として、現在形成しつつある「経営監査」や「カルチャー監査」等の一般的な事例を踏まえつつ具体的なアプロ―チを解説します。また、2023事務年度の金融行政方針を踏まえた内部監査の着眼点についても解説します。


【本セミナーで得られること】
・経営監査の具体的な内容や手法
・2023事務年度の金融行政方針を踏まえた内部監査の着眼点
・企業文化(カルチャー)に関する監査実務(監査手法から報告まで)

【推奨対象】
「経営監査」「カルチャー監査」に関心を持つ金融機関における内部監査企画担当者や監査チーム長ならびに実務担当者
詳細 1.2023年事務年度金融行政方針のポイント

2.経営監査の実践的手法
(1)経営監査のテーマ例
(2)経営監査のテーマの選定方法
(3)経営監査におけるアプローチ
(4)各経営監査のテーマの着眼点
(5)経営監査における監査プログラムの例
(6)監査報告(提言例)

3.企業文化(カルチャー)に対する監査手法
(1)カルチャー及びカルチャー監査の意義
(2)カルチャー監査における着眼点
(3)カルチャー監査の手法
 (a)カルチャーフレームワーク監査
 (b)カルチャーテーマ監査
 (c)カルチャーに至る根本原因分析
 (d)個別監査におけるカルチャーの要素の考慮
 (e)不健全なカルチャーに着目した監査
(4)カルチャー総合報告書

4.経営環境の変化等に対応した予測とそれに基づく助言
(1)モニタリングレポート
(2)中期経営計画の伴走モニタリング
(3)内部監査部門による将来予測と助言の有効性
(4)ESGやサステナビリティに対する内部監査アプローチ

5.質疑応答
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お問合わせ 株式会社セミナーインフォ  セミナー運営事務局
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