<緊急開催>2022事務年度金融行政方針の読み解き

~「新しい資本主義」の実現を目指す金融行政~
受講区分 オンライン
開催日時 2022-10-21(金) 10:00~12:30
講師 専修大学商学部
教授
渡邊 隆彦 氏

(わたなべ たかひこ)
1986年東京大学工学部卒、92年MIT経営大学院修了。三菱UFJ銀行(現)にて金融制度改革、投資銀行戦略、シンジケートローン業務企画、IFRS移行プロジェクト等を担当後、三菱UFJフィナンシャル・グループ コンプライアンス統括部長、国際企画部部長を歴任。2013年4月より現職。専門は国際金融、コーポレートガバナンス、企業コンプライアンス、金融規制・制度論、ファイナンス論、金融教育。

概要 岸田政権が「新しい資本主義」を打ち出すなか、中島淳一長官が率いて2年目を迎える金融庁は「2022事務年度 金融行政方針~直面する課題を克服し、持続的な成長を支える金融システムの構築へ~」を8月31日に公表しました。
これは、昨事務年度の金融行政方針で打ち出した施策の進捗評価・分析結果と、それを踏まえての今後の目標と進め方をとりまとめたものであり、現時点での金融庁の課題認識が網羅されたペーパーです。
本セミナーでは、この最新版「金融行政方針」を読み解きながら、各金融機関がどのようなアクションをとれば良いのか、金融庁の問題意識を踏まえたうえで解説します。他の金融庁公表資料も参照しながら、今後の金融行政の姿を多角的に俯瞰してまいります。

【本セミナーで得られること】
・2022年度金融行政方針の要点
・金融庁の問題意識と行政スタンスに関する理解
・金融機関の課題と戦略の方向性の把握

【推奨対象】
金融機関にお勤めの方。日本の金融業の課題と方向性を俯瞰するセミナーですので、ふだん金融庁や財務局と接点のない方にとっても有意義な内容です。
詳細 1.金融行政の基本スタンス
(1)金融行政の目標
(2)金融行政の改革

2.経済や国民生活の安定・成長を支える
(1)コロナ関連対応と事業者支援の推進
(2)地域経済の活性化に向けて~カネ・ヒト・デジタル化~

3.成長の果実が国民に還元される金融システムを構築する
 ~「貯蓄から投資へ」の大胆かつ抜本的なシフト~
(1)NISAの抜本的拡充
(2)国民の金融リテラシー向上
(3)販売会社の「顧客本位の業務運営」
(4)資産運用の高度化

4.業態別のテーマ
 ~健全かつ持続可能なビジネスモデルの構築・定着~
(1)主要行
(2)地域金融機関
(3)保険会社
(4)証券会社等

5.業態横断的なテーマ
(1)DX推進とITガバナンス
(2)共生社会を目指して~多様性・公平性・包摂~

6.オペレーショナル・レジリエンスの強化
 ~金融システムを脅かすリスクへの備え~
(1)マネロン・テロ資金供与・拡散金融対策
(2)サイバーセキュリティの強化
(3)システムリスク管理態勢の強化(システム障害対応)
(4)その他のコンプライアンス等課題

7.新たな成長に向けての環境整備
 ~サステナブル、デジタル、グローバル~
(1)サステナブルファイナンスの推進
(2)デジタル社会の実現
(3)国際金融センターの発展に向けて

8.金融庁の取組み

9.質疑応答
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