金融機関におけるTCFDシナリオ分析と温室効果ガス測定・目標設定等の実務

~市場改編に伴うTCFD開示やGHGスコープ3算定等気候変動の最近の動向について~
受講区分 会場
オンライン
開催日時 2021-12-21(火) 9:30~12:30
講師 有限責任監査法人トーマツ
リスクアドバイザリー事業本部
マネージングディレクター
森 滋彦 氏

経歴:大手銀行グループでリスク管理に主に従事し、東京、ロンドン支店で幅広くリスクをカバー。2019年7月より現職にて、気候変動、非財務リスク管理、RAFのアドバイザリーに従事。
資格:Oxford大学MBA、LBS金融学修士、証券アナリスト
書籍:「非財務リスク管理の実務」(金融財政事情研究会)

開催地 カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内)
概要 多くの金融機関においてTCFDに沿った開示への取組が一巡するなか、最近のTCFDシナリオ分析のトピックスを説明します。まず、東証市場再編でプライム上場の必須項目となったTCFD開示について触れた後に、今年度より主要なシナリオ、パラメーターとして活用され始めたNGFSの気候変動シナリオの概要を説明します。さらに、今後の活用への展望も含めて、英中銀のストレステストを説明します。次に、今年度より関心の高まっている温室効果ガスの測定(含むスコープ3)、カーボン分析についても、分析手法、情報ベンダーの活用方法、エンゲージメントを含めた分析結果の活用について説明します。さらに、欧州の規制(SFDR,タクソノミー)動向を解説した上で、11月にグラスゴーで開催されるCOP26の概要を振り返り、最新の気候変動トピックスも踏まえ、今後の気候変動関係の動向を展望します。

【推奨対象】
金融機関の気候変動関係リスク管理実務に従事される方、リスク管理部門、監査部門
詳細 1.TCFDシナリオ分析
(1)東証市場改編で要求されるTCFD開示
(2)NGFS気候変動シナリオ
(3)英中銀(BoE)隔年探索的気候ストレステストとパラメーター
(4)SSPシナリオ

2.温室効果ガス測定、カーボン分析
(1)カーボン分析の手法
(2)情報ベンダーのサービスと活用事例
(3)カーボン分析の結果の開示とエンゲージメント

3.COP26の動向と規制
(1)SFDR、欧州タクソノミー
(2)COP26と今後の展望

4.質疑応答

◆企画担当(柳井)からのポイント◆
・金融機関の事例を押さえてTCFDのシナリオ分析および実務対応のポイントを解説
・最新動向として11月に開催予定のCOP26についても言及
お問合わせ 株式会社セミナーインフォ  セミナー運営事務局
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