金融・保険業におけるリスクカルチャーの醸成とコンダクトリスク管理の高度化

~ソーシャルリスク、レピュテーショナルリスクを見据えた今後の展望~
受講区分 会場
オンライン
開催日時 2021-10-15(金) 13:30~16:30
講師 有限責任監査法人トーマツ
アドバイザリー事業本部 リスク管理戦略センター
顧問
後藤 茂之 氏

経歴 :大手損害保険会社及び保険持株会社にて、企画部長、リスク管理部長を歴任。2015年トーマツに入社後、ディレクターとして、ERM高度化、コンダクトリスク、気候変動・ ESG要素の経営への導入等のコンサルに従事。2020年4月より、顧問。
資格 :大阪大学経済学部卒業、コロンビア大学ビジネススクール日本経済経営研究所・客員研究員(1996~1997)、中央大学大学院博士課程修了 博士(総合政策)、専修大学大学、大学院客員教授、中央大学大学院非常勤講師
書籍 :『気候変動リスクへの実務対応』中央経済社(2020年、編著) 『ERMは進化するー不確実性への挑戦』中央経済社(2019年) 『保険ERM基礎講座』保険毎日新聞社(2017年)

開催地 カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内)
概要 金融危機以降のコンプラ・リスク管理において大きな変化は、コンダクトリスク、リスクカルチャーの重要性が認識されたことです。各組織構成員の行動にかかわる問題であるがために、金融・保険業に、組織カルチャーとコンプラ・リスク管理の「実行性の確保」という問題を提起したこととなります。本セミナーでは、コンダクトリスク、リスクカルチャーについて、主要各国の対応を振り返り、その対応強化の視点を整理します。そして、SDGsを踏まえ、ESGを重視した経営を模索する時代の中で直面している「ソーシャルリスク」との関係を考えてみたいと思っています。中・長期的観点からレピュテーショナルリスクの原因を作ることとなるコンダクトリスクについても一緒に考えてみたいと思っています。

【対象】
企画、リスク管理に携わっている金融・保険業の実務家
詳細 1.コンダクトリスクに関する基本事項の整理
(1)コンダクトリスクの定義
(2)コンダクトリスクの重要性
(3)ERMと、リスクカルチャー、コンダクトリスク

2.日本の当局の動きと企業の取り組み
(1)金融行政の基本的な考え方の変化
(2)コンプライアンス・リスク管理方針

3.グローバル・海外当局の動き
(1)FSB、海外当局の指針
(2)保険販売をめぐるミスコンダクト

4.コンダクトリスク管理の視点
(1)ハード面の強化
(2)ソフト面の強化
(3)各種対策

5.移行社会とコンダクトリスク
(1)リスク社会の意味とレピュテーショナルリスク
(2)気候変動リスクとステークホルダーとの新たな関係
(3)新たなシステミックリスクとコンダクトリスク

6.質疑応答

◆企画担当(伊勢)からのポイント◆
・ 大手保険会社にて実務経験のある講師が、コンダクトリスク、リスクカルチャーについて主要各国の対応を振り返り、対応強化策を整理いたします。
・ 昨今のSDGs、ESGを重視する潮流をふまえたソーシャルリスクとの関係についても分析し解説いたします。
お問合わせ 株式会社セミナーインフォ  セミナー運営事務局
TEL : 03-3239-6544   FAX : 03-3239-6545   E-mail : customer@seminar-info.jp