金融業のデジタル化・高度なUX提供に向けた次世代技術の活用

受講区分 会場
オンライン
開催日時 2021-09-29(水) 9:30~12:00
講師 株式会社日本総合研究所
調査部 金融リサーチセンター
野村 拓也 氏 主任研究員
間瀬 英之 氏 先端技術ラボ リサーチャー

【野村 拓也 氏】
2001年3月慶応義塾大学経済学部卒業後、同年4月株式会社三井住友銀行入行。2003年7月から株式会社日本総合研究所 調査部 マクロ経済研究センター。2008年8月に在米日本大使館(ワシントンDC) 財務班。2012年10月から株式会社三井住友銀行 経済企画部 金融調査室(ニューヨーク)。2016年4月から公益社団法人 経済同友会 政策調査部。2020年4月より現職。また、2021年5月に国際金融都市OSAKA推進委員会のアドバイザーに就任。

【間瀬 英之 氏】
2014年東京理科大学修士課程修了後、同年 株式会社日本総合研究所入社。SMBCシステム開発業務(リスク管理・AML/CFT)等を経て、2018年より、先端技術ラボ リサーチャーとして、先端技術に関する調査業務・情報発信、および、量子コンピュータ等の業務応用に向けた検証業務に従事。著書「金融デジタライゼーションのすべて-DXに臨む金融業界のテクノロジーと実践」

開催地 カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内)
概要 コロナ禍における経済活動自粛の過程で、日本企業のデジタル化の遅れが明らかになった。金融業界においても、例えば、デジタルチャネルで処理されない手続きが残っているため、銀行が支店営業を継続せざるを得なかったなど、デジタル化に係る課題が多く存在する。
一方で、金融業界が抱えるこうしたデジタル化に向けた課題は、顧客接点となるチャネルやミドルバックシステムに次世代技術を活用してUX(顧客体験)を向上させることで、克服できる可能性がある。
本講義では、まず、日本の金融機関のデジタル化が遅れている背景を検証し、課題抽出する。そのうえで、そうした課題を克服する手段となり得る、UX向上に資する次世代技術の進化・活用のトレンドを、インターフェースの進化やデバイスの多様化・機能の分散化、シームレス化、パーソナライズ化、プラットフォーム化の観点から、国内外の事例と共に紹介していく。そして最後に、デジタル化に向けて日本の金融機関が必要な取り組みについて考察する。

【対象】
金融機関のデジタル・システム・IT・法務・リスク管理・コンプライアンス部門、
ITベンダー、シンクタンク、コンサル、事業会社、
国内外の次世代技術について詳しく学びたい方など
詳細 1.金融業におけるデジタル化の現状
(1)コロナ禍で明らかになった日本のデジタル化の遅れ
(2)金融業界への期待と現実
 (a)サービスのデジタル化への期待の大きさ
 (b)限定的に留まるデジタル化
(3)日本におけるデジタル化に向けた課題

2.デジタル化の課題
(1)チャネル面(UI・デバイス等)
 (a)顧客のデジタル寛容度
 (b)金融機関のデジタル活用力
   ・デジタル人材の確保・育成
   ・データの人工知能(AI)や機械学習(ML)による処理
(2)ミドルバックシステム面
(3)業務環境面
 (a)既存のビジネス文化・慣行
 (b)デジタル化のハードルとなる法律

3.UX向上に資する技術進化・活用のトレンド
(1)デジタル化の課題を解消する次世代技術活用
(2)技術進化・活用のトレンド概観
 (a)入出力インターフェースの進化
 (b)デバイスの多様化・機能の分散化
 (c)シームレス化
 (d)パーソナライズ化
 (e)プラットフォーム化

4.加速する技術革新と今後の展望

5.質疑応答

◆企画担当(柳井)からのおすすめポイント◆
・金融業における次世代技術を活用したサービス提供について詳細をご紹介
・デジタル化や最先端技術導入にあたり障害となるもの、留意点について解説
お問合わせ 株式会社セミナーインフォ  セミナー運営事務局
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