【金融機関における内部監査実務シリーズ・スキルアップ第4回】2021事務年度金融行政方針に対応した内部監査の課題および解決手法

受講区分 会場
オンライン
開催日時 2021-10-20(水) 13:30~16:30
講師 株式会社電研
内部監査高度化センター所長
(元 金融庁検査局統括検査官第6部門長)
武藤 制揮 氏

経歴:内部監査高度化支援(個別監査品質評価、経営監査手法、根本原因分析ライブラリ作成、品質評価ガイドライン作成等)、内部監査コソース支援(システムリスク監査等)、内部監査スキルアップ研修講師(日本証券業協会、全国信用金庫研修所、セミナーインフォ、大手金融機関等)のほか、内部監査高度化アプリケーション開発に従事。
 元金融庁検査局統括検査官第6部門長。主任検査官として、外資系大手金融機関22社及び本邦大手金融機関海外4拠点の金融検査を実施したほか、金融庁在職13年間(2001年~2013年)に、検査局及び証券取引等監視委員会を兼務し、銀行、保険、証券、信託、投信投資顧問、政府系金融機関等62社の金融検査を実施。
 また、PwCあらた有限責任監査法人ディレクターとして、在職6年間(2014年~2019年)に金融機関36社に対する外部品質評価、高度化支援のほか、138回の集合研修講師等に従事。
 金融庁入庁前は、東京大学工学部を卒業後、総合商社において貴金属、軽金属、電子部品等の営業部門、市場部門等に19年間従事したほか、本邦主要銀行において市場業務、リスク管理業務に5年間従事。
【著作】(共著)「金融機関の規制対応と内部監査」(中央経済社)

開催地 カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内)
概要 当局は、金融検査マニュアルの廃止以来、ガバナンス重視の方向性をさらに鮮明にしており、内部監査部門として、当局の公表資料(事務年度方針、ESG関連、顧客本位原則改訂等)をこれまで以上に注視する必要性が高まっています。
こうした中、リスクベース監査から経営監査をめざす内部監査の取組みにおいて、当局の方向性をどのように現場の監査プロセスに反映するかについて、豊富な金融検査経験や外部評価経験から、わかりやすく解説します。
詳細 1.今事務年度における当局の方向性
(1)キーワードの推移から見た方向性の分析
(2)ガバナンス重視を内部監査にどのように反映するか

2.当局の公表資料から見た現状の着眼点
(1)ESGに関連する基本指針や報告書をどのように反映するか
(2)顧客本位原則改訂等への対応

3.経営戦略・ビジネスモデルに対する内部監査の効果的な取組手法
(1)ガバナンスを対象としたCOSOの活用
(2)判定対象の拡大による動的監査の実現
【事例演習】

4.フォワードルッキングによる具体的な検証手法
(1)従来の監査プロセスにどのように組み込むか
(2)ベクトルを軸とした判定方法
【事例演習】

5.カルチャー監査の取組手法
(1)監査プロセスをどのように構成するか
(2)どのような手段で具体的に何を確認するか
【事例演習】

6.質疑応答

◆企画担当(小出)からのポイント◆
・ 元金融庁検査官が今事務年度の方向性を踏まえて、経営監査の具体的な取り組みを現場目線で解説します
・ 昨年大好評だった内部監査シリーズ企画をさらにアップデートした内容でお届けします
お問合わせ 株式会社セミナーインフォ  セミナー運営事務局
TEL : 03-3239-6544   FAX : 03-3239-6545   E-mail : customer@seminar-info.jp