【金融機関における内部監査実務シリーズ・スキルアップ第3回】経営監査に向けた根本原因分析のキーポイント

受講区分 会場
オンライン
開催日時 2021-09-29(水) 13:30~16:30
講師 株式会社電研
内部監査高度化センター所長
(元 金融庁検査局統括検査官第6部門長)
武藤 制揮 氏

内部監査高度化支援(個別監査品質評価、経営監査手法、根本原因分析ライブラリ作成、品質評価ガイドライン作成等)、内部監査コソース支援(システムリスク監査等)、内部監査スキルアップ研修講師(日本証券業協会、全国信用金庫研修所、セミナーインフォ、大手金融機関等)のほか、内部監査高度化アプリケーション開発に従事。
 元金融庁検査局統括検査官第6部門長。主任検査官として、外資系大手金融機関22社及び本邦大手金融機関海外4拠点の金融検査を実施したほか、金融庁在職13年間(2001年~2013年)に、検査局及び証券取引等監視委員会を兼務し、銀行、保険、証券、信託、投信投資顧問、政府系金融機関等62社の金融検査を実施。
 また、PwCあらた有限責任監査法人ディレクターとして、在職6年間(2014年~2019年)に金融機関36社に対する外部品質評価、高度化支援のほか、138回の集合研修講師等に従事。
 金融庁入庁前は、東京大学工学部を卒業後、総合商社において貴金属、軽金属、電子部品等の営業部門、市場部門等に19年間従事したほか、本邦主要銀行において市場業務、リスク管理業務に5年間従事。
【著作】(共著)「金融機関の規制対応と内部監査」(中央経済社)

開催地 カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内)
概要 金融庁が、経営監査の要件として「金融機関の内部監査の高度化に向けた現状と課題」に「ビジネスモデルやガバナンス等にかかる問題の根本原因の追及が行われるようになる」と示したことから、根本原因分析は、内部監査高度化の必須項目となっています。 一方で、根本原因分析は、さまざまな取組みが見受けられるものの、内部監査現場にとって最大の難関となっており、試行錯誤が続いている状況です。
こうした中、今回のセミナーでは、効果的な根本原因分析手法として、2つのアプローチと根本原因ライブラリの活用方法を豊富な金融検査経験と外部評価経験に基づいて、監査現場の観点からわかりやすく説明します。また、オンライン形式にも対応した演習によって理解を深めていただきます。

【対象】
金融機関の内部監査部門
詳細 1.根本原因分析の迷宮の不思議・監査現場の取組みを阻むハードルは何か
(1)根本原因を示すのは先方か当方か
(2)分析のためのルートマップは示されているか
【事例演習】

2.監査現場から見た従来手法の長所短所・既往の分析手法でどこまで到達できるか
(1)なぜなぜ分析は監査現場でどこまで使えるか
(2)効果的なインタビュー方法は存在するか
【事例演習】

3.直接原因の大きな壁をどのように超えるか
(1)直接原因の分類はどこまで効果的か
(2)COSOのフレームワークは根本原因分析に活用できるか
【事例演習】

4.監査現場のための2つの効果的なアプローチ
(1)クライミングアプローチ(ボトムアップ方式)
(2)バーズアイアプローチ(トップダウン方式)
【事例演習】

5.根本原因ライブラリの構造
(1)当局キーワードの選定
(2)コントロールの細分化
【事例演習】

6.質疑応答

◆企画担当(小出)からのポイント◆
・ 元金融庁検査官が監査現場で活用できる根本原因分析手法を徹底解説します
・ 昨年大好評だった内部監査シリーズ企画をさらにアップデートした内容でお届けします
お問合わせ 株式会社セミナーインフォ  セミナー運営事務局
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