【金融機関における内部監査実務シリーズ・スキルアップ第2回】経営監査に向けたアシュアランスのキーポイント

受講区分 会場
オンライン
開催日時 2021-08-30(月) 13:30~16:30
講師 株式会社電研
内部監査高度化センター所長
(元 金融庁検査局統括検査官第6部門長)
武藤 制揮 氏

内部監査高度化支援(個別監査品質評価、経営監査手法、根本原因分析ライブラリ作成、品質評価ガイドライン作成等)、内部監査コソース支援(システムリスク監査等)、内部監査スキルアップ研修講師(日本証券業協会、全国信用金庫研修所、セミナーインフォ、大手金融機関等)のほか、内部監査高度化アプリケーション開発に従事。
 元金融庁検査局統括検査官第6部門長。主任検査官として、外資系大手金融機関22社及び本邦大手金融機関海外4拠点の金融検査を実施したほか、金融庁在職13年間(2001年~2013年)に、検査局及び証券取引等監視委員会を兼務し、銀行、保険、証券、信託、投信投資顧問、政府系金融機関等62社の金融検査を実施。
 また、PwCあらた有限責任監査法人ディレクターとして、在職6年間(2014年~2019年)に金融機関36社に対する外部品質評価、高度化支援のほか、138回の集合研修講師等に従事。
 金融庁入庁前は、東京大学工学部を卒業後、総合商社において貴金属、軽金属、電子部品等の営業部門、市場部門等に19年間従事したほか、本邦主要銀行において市場業務、リスク管理業務に5年間従事。
【著作】(共著)「金融機関の規制対応と内部監査」(中央経済社)

開催地 カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内)
概要 金融庁は、アシュアランスについて「金融機関の内部監査の高度化に向けた現状と課題」で「内部監査部門が、リスクベースかつフォワードルッキングな観点から、組織活動の有効性等についての客観的・独立的な保証(アシュアランス)、助言(アドバイス)、見識を提供することにより、組織体の価値を高め保全するという内部監査の使命を適切に果たすことが必要」と示しています。
こうした中、アシュアランスは、内部監査の現場において、根本原因分析やフォワードルッキングと並ぶ大きな課題であるものの、アシュアランスの具体的な手法をわかりやすく示した参考資料がなかなか見当たらず、監査現場での工夫に委ねられているように見受けられます。
今回のセミナーでは、監査現場のためのアシュアランスの具体的な手法について、金融検査や外部品質評価の豊富な現場経験に基づきわかりやすく解説させていただきます。
また、オンライン形式でも理解を深めることができるように演習を主体とした講義形式で実施させていただきます。
詳細 1.当局はアシュアランスに何を求めているか
(1)検証範囲をどこまで拡大するか
(2)従来の監査手法の何を変えるか
(3)成果物の中身をどこまで変えるか

2.監査現場が直面する3つの課題と解決方法
(1)アシュアランスの光と影
(2)現状における3つの課題
(3)成功事例と失敗事例の比較

3.アシュアランスの判定基準
(1)専門用語として示された水準
(2)何を対象として判定するか
(3)何を根拠として判定するか

4.効果的な事前準備とCOSOの活用手法
(1)COSO活用のメリットとデメリット
(2)COSO活用を阻む大きなハードル
(3)事前準備におけるCOSOの効果的な活用

5.アシュアランスの具体的な実施手法
(1)事前における仕込みのキーポイント
(2)双方向の議論におけるキーポイント
(3)出口での合意に向けたキーポイント

6.質疑応答
お問合わせ 株式会社セミナーインフォ  セミナー運営事務局
TEL : 03-3239-6544   FAX : 03-3239-6545   E-mail : customer@seminar-info.jp