【会場受講】セブン銀行におけるIT技術適用戦略とAzure活用

受講区分 会場
開催日時 2020-09-29(火) 13:30~16:30
講師 株式会社セブン銀行
デジタルバンキング部 フェロー
平鹿 一久 氏

システムインテグレーターにて金融機関を中心としたシステム基盤刷新プロジェクト等に従事 2016年セブン銀行に就職 直後よりクラウドの導入を推進 現在はデジタルバンキング部フェローとして、セブン銀行のシステムアーキテクチャの策定、システム更改プロジェクトのPMO、クラウド・センターオブエクセレンスを通じたクラウド活用推進等を行っている

開催地 カンファレンスルーム(株式会社セミナーインフォ内)
概要 セブン銀行は、コンビニATMを主力事業に20年前に創業しましたが、近年は現金の入出金に留まらない様々なサービスを開発し、事業の多角化を図っています。そして、新しいサービスを支えるITインフラとして4年前からマイクロソフト社のクラウドであるAzureを活用しています。
当初、Azureは新たな顧客接点を担う機能の土台として導入していましたが、現在進めている基幹系システム更改では、従来のオンプレミスに代わるシステムインフラの役割を担っています。
クラウドは単にサーバやネットワークの置き換えに留まらず、情報システムの開発方法やITの役割を変える力を持っています。しかし、その力を引き出すには、従来と異なる設計思想、開発プロセス、人材が必要になります。また、Azureには、Azure特有の活用の留意点があることも解ってきました。
本講演では、金融機関をはじめとする事業会社のIT部門・企画部門のマネジャーを中心に、クラウド導入の進め方、活用のポイントをこれまでの経験を交えてご紹介いたします。
詳細 1.セブン銀行におけるクラウド活用の経緯
(1)事業環境とシステム戦略
(2)新サービス開発とシステムへの期待
(3)スモールスタート実現手段としてのクラウド
(4)Azure選定の理由
                
2.システムアーキテクチャとクラウドの位置づけ
(1)銀行におけるSoR、SoE、SoI
(2)新たなビジネスパートナーとAPI
(3)2025年の崖とシステムの再編成
(4)クラウドがもたらす価値
                
3.基幹系にクラウドはどこまで使えるか
(1)可用性要求に応える
(2)セキュリティ要求に応える
(3)性能要求に応える
(4)責任共有モデルとサポート体制
(5)クラウドの運用とガバナンス
(6)オンプレミスとの違いと使い分け
                
4.クラウドの真価を発揮させるためのポイント
(1)クラウドを活かす設計
(2)クラウドを活かす開発プロセス
(3)クラウドを活かす開発体制
(4)Azureの特徴とその活かし方
(5)Azureをめぐるサポート力
                
5.クラウド導入を成功させるために
(1)スモールスタートで始める
(2)外部の知恵を活用する
(3)自らの役割を問い直す
(4)核(CCoE)を作る
                
6.今後の展望

7.質疑応答
※ 講義中の録音、ビデオ・写真撮影はご遠慮ください。会場受講の場合はPCはお使いいただけません。
お問合わせ 株式会社セミナーインフォ  セミナー運営事務局
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