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電力業界の今後の事業環境シナリオと競争力強化戦略

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受講区分 会場
開催日時 2015-07-09(木) 13:30~16:30
講師 A.T.カーニー株式会社
マネージャー
京都大学大学院 経済学研究科 特任准教授
筒井 慎介 氏

東京大学工学部機械工学科卒、株式会社ジェーシービーにてICカードの国際共通規格化、電子マネービジネスの推進、人事制度改革等の担当を経て、A.T. カーニー入社 近年はエネルギー関連業界・テーマを中心に、シナリオプランニング、アライアンス戦略、新規事業戦略、新規参入戦略等を支援 2013年7月~14年6月 経済産業省資源エネルギー庁電力改革推進室に出向(課長補佐)14年10月より、京都大学大学院 特任准教授

概要 2011年3月11日の東日本大震災を契機に、我が国の電気事業の在り方が議論されてきた。その結果、従来は実質的に地域独占が維持された電力市場について、競争的な自由市場へ改革していく「電力システム改革」が推進されることとなり、2014年1月のダボス会議で安倍首相は、東京五輪が開かれる2020年には電力市場を“完全に競争的な市場”とすることを明言するに至った。
電力システム改革の推進と並行して、本年末にパリで開催されるCOP21(国連気候変動枠組み条約第21回締約国会議)に向けたエネルギーミックスの議論が活発になされているが、2014年4月のエネルギー基本計画の取りまとめから1年が経過してなお、原発の再稼働がどの程度なされるかは不透明である。その一方で、民間では電力自由化時の競争力強化、事業機会の獲得を見据え、新たな発電所の建設計画が急増するなど、今後の電源ミックスがどうなるかは不透明さを増してきている。
そのような環境の中、大手電力会社同士の競争の兆しに加え、多くの企業による電力事業への参入表明や、企業間のアライアンスを模索する動きも活発化しているが、従来の連続的な未来に適合していく事業計画では、この不確実性の高い将来に向けた適切な戦略を立案することは難しい。今の電力業界には、将来起こりうる複数の状況を見据え、動的な戦略シナリオを準備し、不確実性をマネージすることが求められる。
当セミナーでは、A.T. カーニーが考える今後の電力市場における競争環境シナリオ、それぞれのシナリオ下でどういった事業者が勝ち残るか、また1年遅れで全面自由化がなされる都市ガス市場への波及等について説明する。
セミナー詳細 1.電力システム改革の概要
(1)政府の電力システム改革が目指すもの
(2)電力市場が直面する不確実性

2.発電ミックスの変化の見通しとその影響
(1)発電ミックスの変化の見通し
  (a)原発再稼働
  (b)火力発電の新増設
  (c)再生可能エネルギーの導入拡大
  (d)低炭素化への取組
(2)発電ミックスの変化の影響
  (a)発電事業の収益性
  (b)事業者間の競争力の変化

3.海外の電力市場の状況 - ドイツの場合 -
(1)ドイツと日本の類似性
(2)発電ミックスの変化が引き起こしたパラダイムシフト
(3)大手電力会社、公営電力会社、新規参入者それぞれの取組
(4)日本の電力市場への示唆

4.日本の電力市場における今後の競争環境シナリオ
(1)2つの競争環境シナリオ
(2)それぞれのシナリオにおいて勝ち残る事業者

5.都市ガス市場への波及
(1)ガスシステム改革の概要
(2)発電ミックスの変化が本格化させるガス&パワー

6.質疑応答 ※ 録音・ビデオ撮影・PCの使用等はご遠慮下さい
※ 政省令案など今後の政府発表により、内容が変更されることがあります。
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