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新たな規制環境の下での欧州金融機関の資本政策

「バーゼルⅢ」を視野に、最近の資本調達事例とわが国金融機関への示唆
本セミナーは終了致しました。
受講区分 会場
開催日時 2010-10-15(金) 13:30~16:30
講師 BNPパリバ証券会社
クレジット調査部長 チーフクレジットアナリスト
中空 麻奈 氏

91年慶應義塾大学経済学部経済学科卒業後、野村総合研究所に入社、米国経済担当エコノミスト。93年から二年間郵政省郵政研究所出向、97年野村アセットマネジメントに転籍、経済調査部にて主に金融セクター、地方債・財投機関債など担当のクレジットアナリスト。00年モルガン・スタンレー証券にて事業法人一般を担当。04年JPモルガン証券に移籍、クレジット調査部長として金融・事業法人全般をカバー。08年10月から現職。著書として、『超ギガバンク・メガ公庫の未来戦略』(共著、時事通信出版局、07年)、『早わかりサブプライム不況』(朝日新聞出版、09年)のほか東洋経済や金融財政事情等に執筆多数。社団法人日本証券アナリスト協会検定会員。「日経ヴェリタス」債券アナリスト・エコノミスト ランキング クレジットアナリスト部門 第2位(09年)、第1位(10年)。

概要 バーゼル銀行監督委員会の新しい自己資本規制案、いわゆるバーゼルⅢが本年12月に決定するのを見越して、欧州金融機関の資本政策に変調が見られている。この動きはしかしながら、規制のあり方によって今後も変化を遂げるものであろう。
本講演は、ストレステスト後の欧州金融機関の資本状況についてチェックをした上で、新たな資本政策等について検討するものである。新たなスキームであるエンハンスト・キャピタル・ノート(Enhanced Capital Notes)その他の資本調達手段、最近の潮流につき、欧州金融機関の幾つかの実例に基づいて解説する。さらに、それが今後の邦銀の資本政策にいかなる影響を及ぼしうるのかについても考えることとする。
セミナー詳細 1.バーゼル規制による資本政策の流れ
    ・資本の定義
    ・劣後債からTier1債へ?

2.欧州金融機関の資本状況
    ・ストレステスト後の状況
    ・各国金融システムと資本動向

3.格付機関の資本に対する考え方
    ・S&P
    ・ムーディーズ
    ・R&I

4.欧州金融機関の新たな資本政策
   ~Lloyds、Rabobank、Caja Madrid、その他の欧州機関の実例を踏まえて
    ・金融危機と資本の関係の整理
    ・EU委員会の圧力
    ・最近の資本調達例
     例1)Enhanced Capital Notes(エンハンスト・キャピタル・ノート)
     例2)CoCos(Convertible Contingent Bond、偶発転換社債)
     例3)エクスチェンジ・オファー/テンダー・オファー
     例4)ハイブリッド証券

5.邦銀へのインプリケーション
    ・今後の資本政策~エクイティか?ハイブリッド証券か?
    ・劣後債の発行スキームを考える

6.質疑応答/ディスカッション

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